さて、いよいよ本堂です。
もともとこちらの本尊が鬼を叱ると言われる不動明王「咜怒鬼」(タヌキ)。
ここからこの辺りを狸(タヌキ)谷山と呼ぶようになったそうです。
タヌキ=(他を抜く)ということから、スポーツ関係や芸能人の参拝も多いそう。
実際、阪神タイガースも参拝に訪れています。
ででんっ!!と本殿。まるで清水寺の舞台が京都にもう一つ。
もしかして清水寺の原型?と思ったが、こちらは江戸時代に建てられたもの。
不動明王を安置していた洞窟を囲むように作ったのでこんな形になったとか。
うーんそれにしてもよく似ている。
狸谷山不動院には、宮本武蔵が修行した滝もあります。
こちらの奥にちょろちょろと流れる小さな滝が。ずいぶんか細い流れで、
なんだかもっと荒々しい修行を予想していたわりには。。。
当時はもっと勢いがあったのか、それとも心を鎮める修行だったのか。
こっちには「トイレの神様」。植村花菜の曲名とは関係なく、
昔から不浄を焼き尽くす、うすさま明王は、悪魔の出入り口と考えられていた
トイレを守る神様とされています。
それにしてもキャッチーなトピックスが多い狸谷山不動院。
さてさらに上に登ってみましょう。
さらに上へ。またまた階段。でも厄が落とせるならいいか。
狸山谷の舞台。体の治したいところを書いて奉納する不思議な奉納グッズが
柱にたくさんくくりつけられています。
こっちはおみくじが括り付けられています。
清水の舞台、じゃなかった狸谷山の舞台からの眺め。けっこう高いですね。
清水寺は人がいっぱい。でもここなら清水の舞台、ならぬ狸谷山の舞台を独り占めできます!
観光客もほぼ皆無で、ゆっくり境内を散策できるのも楽しい。
京都の寺社仏閣で、有名どころはもう行ったなーという人にはオススメしたいスポットです。
大本山 狸谷山不動院
〒606-8156 京都府京都市左京区一乗寺松原町6
電話: 075-722-0025