麩屋町通り三条上ルにある「晦庵 河道屋 本店」にてランチ。
すぐ近くに「蕎麦ほうる」で有名な「総本家河道屋」があります。そっちは桓武天皇の還都の時に京都に移り住んだ、
とのことでまー途方もない歴史があります。もうなんか、昔すぎてよくわかりません。
こっちの「晦庵 河道屋 本店」で江戸時代創業。それでも千年ぐらい時代が違うワケで、
もはや歴史博物館に見えてきてしまうそば屋さんです。
「晦庵 河道屋 本店」の名物は、「芳香炉」という京都らしい「そば&うどんすき」。京都らしい湯葉、ハモなど魚介類の
すり身の真蒸、かしわ、九条ねぎなんかが入った鍋。うーんこれは確かに美味そう。
が、ランチなので今回は純粋にソバで行きましょう。
さすがの店構え。もはや時代劇の世界。
けっしてゴージャスとか、そういう雰囲気じゃないんだけど、威圧感すら感じる店構え。
でもあっという間に慣れて居心地よくなってくる。
小上がり。パーテーションの木がカーブがかかっていて独特。
テーブルが低い。昔の日本人って小さかったんだろうなー。
玄関から三和土、その延長線上に小上がりって、いまのお店であんまりみないよなー。
全体的に茶室の流れを汲んだわびさびのある空間。ここで徳利を傾けて倒幕の話をした志士とかいたのかな。
全然、ありえない話じゃないのがすごい!
「晦庵 河道屋 本店」のもう一つの名物、といっても過言じゃないのが「茶そば」でしょう。
春先から打ち始め、初夏にはけっこうメインとして普通の麺と茶そばで選べます。
普通の麺、といっても京都の山芋を練りこんでいて、一工夫加えてあるのですが。
というわけで、もう一つの京都?の名物ニシンそばも加えて、「にしんそば」1500円、茶そばタイプを注文。
茶そばはけっこう太麺。ソバの風味が濃い。オシャレな今風の繊細なソバでなはく、昔っぽいソバですね。
これはけっこう好き嫌いが分かれそう。ニシンは甘露煮。うーん、実は甘露煮あんまり好きじゃない。
たぶんニシンそばは、京都が発祥なんだと思うんだけど、関東のそば屋のニシンそばの味付けのほうが好きだなー。
ここのはオーソドックスな甘辛い味付けです。そっちが好きな方はどうぞ。
まーでもこの数寄屋造りの店の雰囲気でいろんなことが良しとされそう。
特に問題ないんだけど、鮮烈な「ウマイっ!」もない店。ただただその歴史ある雰囲気の建物に惚れ惚れする。
そばを味わう、というよりはこの店の雰囲気を味わう、というがの正しい堪能の仕方なのかなーと思います。
晦庵 河道屋 本店
〒604-8085 京都市中京区麩屋町通三条上ル
営業時間 11時~20時
定休日 木曜日(祝日のときは前後に振替有)
電話 075-221-2525 FAX 075-231-8507
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