京都、大原観光、最後は「出世稲荷神社」。もともと豊臣秀吉が建てた聚楽第の敷地内にあった。
そこに御陽成天皇が行幸し、参拝したことから「出世稲荷神社」と言われるようになったそう。
じゃ、なんでまた、京都は大原のこんな田舎に?と思ってしまうのだが、一応まだ続きが。
その後、二条城の西、千本通り沿いに移転し、その時も出世稲荷として信仰が厚かった。
近代に入ると、牧野省三、尾上松之助が鳥居を寄進したらしい。で、2012年、
この地に移転したとのこと。え? なんか唐突ですね。
割と細々とした感じです。気付かず通り過ぎそうになる看板。けっこう歴史すごいのに。。
農家の庭ぐらいな手入れ具合。なんとも鄙びた感じ。華々しい経歴はどこへやら。
やっぱりなかなか由緒正しいじゃないですか。なのになぜ。。
鳥居です。こじんまりだな。でもこのぐらいのほうが好きかも。
狛犬がいて、さらに狐もいます。
どれが秀吉当時のころからのものなのかさっぱりわからない。
さらに、狛犬の一つは新門辰五郎の寄進だそうだが、どの狛犬なのかわからない。。
ただもう、神様をまつってある数がハンパない。開運出世、お金、名声、武運長久、衣食住、全部で十種の神徳。
新門辰五郎が寄進するだけあって、博打打ちにご利益がありそうです。
ちなみに新門辰五郎とは幕末の侠客。鳥羽伏見の戦いの際、家康以来の馬印を徳川慶喜が大阪城から江戸城へ
逃げ帰る時に持ち帰らなかったため、新門辰五郎が取り戻してくるといった逸話あり。
とにかく徳川家、徳川慶喜の警護をずーっとやった人。まー大親分ですわ。
ま、往時を偲びながら夕暮れ時の大原の里を過ごすにはぴったりの場所。
夏草や 兵どもが 夢のあと
がよく似合う。
京都大原 出世稲荷神社
〒601-1242
京都市左京区大原来迎院町148
TEL.075-744-4070
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