京都でお城といえばまず二条城。これは徳川家康の城。
次に伏見城。これは豊臣秀吉の城。この2つはまあ有名。
京都の城で、聞いたことあるようなないような城、「淀城」。
京阪本線の淀駅にある「淀城」。さて、この城は誰のお城でしょう?
淀殿? はい、正解! と言いたいところですが、ちょっと違います。
秀吉の側室だった茶々は懐妊し、よろこんだ秀吉はさっそく茶々のために、淀に城を作ってあげちゃいます。
茶々がのちに淀殿、と呼ばれるようになった由縁。城ももちろん「淀城」。
ですが! 現在城郭が残ってるのは実はその城じゃーないんですね。
江戸時代に入って二代将軍徳川秀忠によって作られた「淀城」だったんですね。
ちなみに区別するため、淀君の淀城は「淀古城」というそうです。
と、いうわけで秀吉、淀殿的ゆかりのものは当然何もありません。
しかも現在は忘れられた古城跡、って感じでもはや公園感が強く、正直、徳川秀忠感もなく。。
石垣や巨木に往時の面影を勝手に感じ、なんとかイマジネーションを膨らませるのが歴史ファンです!
とにかく観光客もおらず、貸切状態。この広い敷地を貸し切りできるのは楽しい。
石垣がとにかくしっかりしてるよなー。
貸し切りプライベート公園としても楽しんじゃってください。
石垣に木々が侵食していく感じが好き。
京阪電車がものすごく近い。石垣とのコントラストが微妙。
さらに、お堀にはなぜかミニ城があったりして、摩訶不思議。
隣には神社も。これは案外立派。
その名も「與杼(よど)神社」。字が違う。どっちが当て字なのかな。
こちらも貸し切り状態です笑。うーん城主気分を味わうなら淀城はいいかもしれない。
淀城
京都府京都市伏見区淀本町158
京都府京都市伏見区淀本町158