京都のお土産は数あれど、ダントツの人気ナンバー1なんじゃないか、と思うのが満月の「阿闍梨餅」。
京都駅の新幹線構内にある銘菓を集めたショップがありますが、だいたい「入荷待ち」。
つまりそれだけ、絶大な人気を誇っているわけです。
そして、東京に住む人に特にウケがいい。
なんでしょう、たぶん東京での知名度はそこまでなく、食べてみたら「美味しい!」となり、
うれしい驚きとなるからでしょうね。
さて、そんな阿闍梨餅のオススメの理由とは?
まず、なにがいいって、
その1 小分けにできる笑。
「京都旅行行ったんだー」と会社の同僚に行った時、やっぱり人数多いわけで。。
もちろん、有名お菓子の「抹茶」味とか、京都限定お菓子なんてのは小分けにできます。
でもなー。なんかカジュアル過ぎて、あんまりセンスよくないですよね?
となると、半生菓子、例えば京都を代表するお土産「八ツ橋」なんて小分けにできません。
「八つ橋」のような半生菓子が最後、1、2個残ってて、カピカピに乾いてるのは目も当てられません!
その点、京都らしく半生菓子、センスもいい、その上小分けにできる、
となると満月の「阿闍梨餅」を置いて他になし!!
その2 老舗の和菓子なのにお値段ちょうどいい。
「阿闍梨餅」のお値段は1個108円。
これは満月の「材料の質を落とさず、値段は極力上げないよう努力する」というモットーの賜物。
「極力上げないよう努力する」という言い方がめちゃくちゃ人間ぽくていい笑。
「上げない」とは言い切れない。この正直な感じ、好感が持てます。
そして、「満月」の創業は江戸時代末期の安政三年(1856年)。
安政の大獄より前ですよ!
そして「阿闍梨餅」は二代目による公安で、大正11年に生まれました。
その3 京都人も認めるおいしさ
「阿闍梨餅」は京都人も大好き。地元の人が認める味。
丹波大納言のつぶ餡を秘伝の餅生地で焼き上げ、上品な甘さとしっとりとした食感が唯一無二のスイーツ。
甘過ぎないので、あとひく美味さとはこのことで、ついつい2個、3個と食べてしまう。
ちなみに、「阿闍梨」とは、天台宗、真言宗の高僧のこと。
比叡山の千日回峰修行を行う阿闍梨がかぶる網代笠をかたどったことがお菓子の由来。
ちなみに本店は京都は左京区にあります。
叡山電鉄の「出町柳」駅から徒歩6分ほど。
ここまで買いに来る観光客はそうそういません。
もはや「阿闍梨餅愛」にあふれてる人でしょうね。
驚くことに「満月」さんは「阿闍梨餅」「満月」「最中」「京納言」の4種類しか売ってない!
長い歴史の中で、これだけしか商品がないとは、いかに1つ1つに気合いが入ってるかの裏返し。
恐れ入ります!
満月
京都府京都市左京区田中大堰町139
075-791-4121