京都の夏の避暑地、貴船。
縁結びの神様、パワースポット、川床などとにかく話題豊富。
今回は夏の貴船神社、七夕笹飾りの時期に行ってきました。
場所は叡山電鉄の「貴船駅」で降りて、そこからバスで5分ほど。
貴船神社の七夕笹飾りは例年7月1日から8月15日まで。
って、七夕って7月7日じゃないの?と思いがちですが、
京都の七夕は旧暦で考えるので、8月頭が正しいとされているからなんですね。
その期間のギャップを埋めるためか、長い七夕祭りとなっております。
または、商売上手だから笑。
まずは本宮。この石段と灯籠が貴船神社の代名詞。
七夕笹祭りはライトアップがメインなので、本当は黄昏時から夜がきれいなんでしょうね。
昼間でも十分美しいです。
とにかく緑が美しい貴船エリア。
木々の色が黄緑というか、若草色というか、濃すぎない。
これがはつらつとした生命力を感じさせ、パワースポットと言われる所以な気がします。
貴船がパワースポットと言われる象徴がこの桂の木。
貴船がもともと「気生根」と呼ばれ、「万物の生命の源となる気が出てくる場所」とされ、
この木の下から出てきている、と信じられています。
実際、この木の迫力と神秘的な雰囲気がすばらしいです。
と、その横にひっそりとある石庭。しかも重森三玲作!
本宮。七夕笹飾り期間とあって、境内には短冊が飾られていつもよりちょっと賑やか。
夏の日差しも貴船では若干弱くなり、気持ちいい空気。
パワースポットかどうかはわからないけど、間違いなく気持ちいい。
やさしい木々に囲まれた空間は温度が若干低く、場所によっては肌寒いほど。
夏の貴船はここが何と言ってもありがたい。
室内でエアコンかければ、涼しいのはわかってるけど、屋外でこの涼しさはやっぱり貴重。
貴船神社の占いと言えば「水占い」です。
水の上におみくじを浸すと文字が浮かびあがってきます。
縁結びや恋愛系のおみくじとして有名。
そんなわけで、着物姿の女性たちが多いわけですが、占いをする姿が艶やか。
七夕笹飾りが美しい境内。笹飾りって華やかなのに涼しげ、っていうのがすごい。
風に揺れてサラサラしてて、暑苦しくないデコレーションって笹飾りぐらいじゃないでしょうか。
本宮の窓に映る緑がまた涼しげ。
貴船神社は絵馬が楓と変わってます。
パワースポットだけに願いも叶いそう?
と言いつつ、絶対に言っておかなけれならないことが。
貴船神社は絵馬発祥の地! なので絵馬の種類も豊富。
ちょっとこの和風テラスで一休み。
ここを通り過ぎる風、気持ちよすぎます。
全国でも有数の贅沢な休憩所でしょう。
御神木の「相生の杉」。同じ根から二本の杉が生えております。
樹齢1000年。相生は「相老」にも通じ、夫婦共に長生きできるとされています。
さすがパワースポット、なんかいろいろ縁起がいい。
こちらが奥宮。森な感じもグッと上がって「もののけ姫」とかそういう世界観。
特に何かがあるわけじゃないんですけど、何でこんなに気持ちいいんだろう。
何もないってのが気持ちいい。
奥に見えるのが奥宮の本殿。
シンプルです。
こっちは特に七夕笹飾りとかはしてないみたいですね。
それが逆に本気感伝わります。
奥宮の横の道をさらに登っていくと、立て看板が。
「貴船神社のカツラ」
タカオカエデ、シダレヤナギと共に京都の木に選ばれているそうです。
知らなかった。
個体寿命が長く渓流沿いに大きくなるそうです。
って、ここまでかな。この先は特に何もなさそう。
引き返して抹茶パフェでも食べよう。
貴船神社
京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
075-741-2016