京都で仏像を見るなら絶対に外せないのが「広隆寺」。
東寺の仏像群もすごいけど、広隆寺も負けず劣らずで圧巻です。
しかも広隆寺は国宝第一号の「弥勒菩薩半跏思惟像」を見ることができます。
場所はJR嵯峨野線太秦駅から徒歩10分、京福電鉄嵐山線「太秦広隆寺駅」から徒歩1分。
広隆寺の仁王門の目の前を嵐電が通り過ぎます。
が、今回はクルマで。
広隆寺の仁王門を通り過ぎ、100メートルくらい走ると広隆寺参拝者用駐車場があります。
とある日曜の午前中に行ったところ、まったくくるまとまってない。
というか、この広さ!! 広、広過ぎるー。しかも無料。
国宝第一号ホルダーのお寺なのに全然参拝者なし。びっくり。
駐車場から境内への道。
木々の一本一本がとにかくデカイ。
それもそのはず、創建が603年。京都最古のお寺です。
なんとあの聖徳太子がこの地の豪族、秦河勝に送った仏像を本尊として建立したそうです。
そりゃーそれだけ古くからあったら、木々もでかくなるわー。
木の幹もでっかい。
なんか東南アジアみたいだ。
木の枝ぶりがもはや「ハリー・ポッター」などのハリウッド系。
おどろおどろしくも見えれば単純に木登りしやすそうな木にも見える笑。
と、一旦仁王門のほうまで戻って順番に見て行きましょう。
京都三大門からはギリ外れましたが、堂々たる立派な門です。
仁王様もものすごい筋肉。
腹筋割れてるというか、もうボールがいくつもくっついてるみたい。
足の指が全部親指みたい。
浮き出た血管もものすごい。
境内はひっそり。
これだけの広さも、流石に京都駅から遠いし、そんなに人いないんですねー。
これは穴場です。
講堂。本尊は阿弥陀如来坐像。こちらも国宝。
とにかく国宝だらけなんです。
広隆寺自体は地味なのにすごい。
上宮王院太子殿。中には聖徳太子像が安置されています。
大使殿は靴を抜いで板の間まで上がれます。
これがきれいに拭いてあって、足の裏全然汚れない。
朝めっちゃ掃除してるんだろうなー。
古い木の感触がとても気持ちいいんです。
と、ここまでは拝観料なしで見られるエリアでしたが、
ここから先は拝観料が必要。
拝観料を払うと、一気に庭の手入れがアップしてるエリアに突入した気がする笑。
蓮が植えられてあって、なんだか極楽浄土もさもありなん、って感じ。
国宝の桂宮院本堂は改修中で見ること能わず。
そしてお目当の「弥勒菩薩半跏思惟像」は例によって霊宝殿の中に。
ここの霊宝殿は小さな美術館のようにしっかりしてます。
「国宝に指定されたら、このように保存してくださいね」と国が例を示しているかのよう。
とはいえ、ガラスの向こう、というわけではなく、ちゃんと直に見ることができます。
そして、霊宝殿の中には「弥勒菩薩半跏思惟像」以外にざっと50体くらい仏像が並んでいて、かなり壮観です。
これは京都でも屈指の光景でしょう。
国宝も千手観音立像や不空羂索観音立像など威風堂々たる仏像も見逃せません。
デカイしね。これだけの衝撃をもつお寺ながら、ほとんど人おらず。ここは穴場ですよ。
広隆寺
京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
075-861-1461
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