京都から奈良の旅、長谷寺を見てそのまま室生寺へ。
長谷寺から室生寺まではクルマで30分。全然行ける距離です。
長谷寺のあった桜井市から宇陀市になってます。この辺りはもうだいぶ山です。
室生寺も当然、山の中腹にあります。
山間の集落といった感じの室生寺周辺。
旅館や食事処などが並ぶ。といってもほとんど人がいません。
観光地なんだけど。。でもそれが逆に神秘的。
そう言えば、京都は外国人観光客だらけだけど、奈良は日本人観光客しかいないなー。
この太鼓橋の向こうが室生寺。
明らかに俗世と隔離してる感ありますね。
室生寺は高野山が女人禁制だったのに対し、女性が入ってもOKなお寺。
なので「女人高野」と呼ばれる由緒正しいお寺です。
仁王門。この辺りは4月には石楠花(シャクナゲ)が見事だそう。
その時期にも来てみたかったなー。
仁王門というだけあって、仁王がいらっしゃいます。
全体的に女性的な雰囲気が漂う室生寺にあって、ここだけちょっと男っぽい。
それでもきれいに色が塗られてるあたり、優雅です。
仁王門から先、ここでまた一つ、空気が変わっていきます。
橋や門、チェックポイントを過ぎると明らかに、少しずつ世界観が変わってくる。
室生寺ができる前から、なんかこの辺りは神聖な感じがしてたんでしょうね。
静かだー。パワースポットと言われても納得。
鎧坂。装飾がないのになんか美しい。
室生寺は奈良時代末期の創建。
どのお寺も京都より当然、年代が一個前。
庭師とかがまだあんまりいなかったのか、自然の雰囲気の中にお寺が溶け込んでる感じがすばらしい。
国宝の金堂。平安時代前期。
この大自然の中、とんでもないお宝がこの中に。
仏像群が圧巻です。その中の3体の仏像がこれまた国宝。すごいなー。
国宝なのに、こんな風に外気に晒されてていいの、ってぐらい普通に見ることができます。
なんか美術館のガラスの向こうに安置されて当然!って感じの仏像群がなんの遮蔽物もなく見られるなんて!
けっこう感動します。
そして、十二神像の丑と未のポーズの愛らしさがハンパないです!
もちろん撮影NGなので悪しからず。ぜひ、実際に見てください。
こちらも国宝、本堂。鎌倉時代の建立。
質素な雰囲気が日本のスピリチュアルな雰囲気ぷんぷんです。
はい、こちらも国宝、五重の塔。
法隆寺に次ぐ古さにして、国宝、重文指定の屋外の五重の塔としては日本で一番小さい五重の塔。
なぜだか、麗しさを漂わせる五重の塔です。
いかにも女人が参詣していい高野山だけあって、どこかたおやかな雰囲気ありますね。
北畠親房の墓! マジすか。
北畠親房は南北朝時代、南朝の中心人物。
とまあ、ぐるっと回って最後は太鼓橋のすぐ脇の茶屋でかき氷。
夏は室生寺、蒸しますねー。
女人高野 室生寺
宇陀市室生78
0745-93-2003
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