京都から奈良への日帰り旅、最後は「談山神社」です。
長谷寺から室生寺まではクルマで30分、そして室生寺から談山神社までは50分ほど。
とはいえ、桜井市に戻ってきたので京都には近くなってます。
さて、この談山神社。
なんと645で終わった大化の改新を計画した場所。
中大兄皇子と中臣鎌足がこの山で談合したため、この名前が付きました。
中臣鎌足が藤原の姓を賜り、その死後、鎌足の息子が678年に十三重の塔を立てたのがこの神社の始まり。
祭神は藤原鎌足。700年代より前の時代ってもうすごいですね。この点は京都は敵わない。
桜と紅葉の名所とのことで、夏はシーズンオフ。それでこんなにも人が少ないのかな。。
出ました! 談山神社と言えばこの十三重の塔。木造としては世界唯一。
まだ中国の文化を大いに受けてる時代ですね。
この日、自分たちのほかには参拝者は2組のみ。
観光の呼び込みは苦手なんでしょうねー。
古代の日本に想いを馳せずにはいられません。
京都はやっぱり上手いこと歴史のテーマパーク化が進んじゃってるけど、
こっちは本物っぽい雰囲気を感じます。
日本人はどこから来たのか、みたいなことを考え始めてしまいます。
本殿。701年の創建。江戸時代に建て替えられた。
日光東照宮造営の際に参考にされたそうです。
いろいろなお宝を見ることができます。
こちらは室町時代の刀。
鎌倉時代、運慶の作の狛犬。
そうなのか。
こちらには藤原鎌足公像が安置されています。
白いレースの中にライティングされており、なんだかコンサートのような舞台装置笑。
うっすらーーっと見える藤原鎌足公像笑。
ものすごくムーディです。
ほかに後醍醐天皇から贈られた石燈篭も。
これだけ歴史的事件や人物が関わっている神社なんだけど、ほんと観光客いないなー。
日本全国の山の中の名もなき神社と変わらないくらい。
奈良は摩訶不思議な場所でした。
談山神社
奈良県桜井市多武峰319
0744-49-0001
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