京都観光とグルメのブログ

【麩嘉 府庁前本店】京都で食べたい日本の伝統食材をスイーツで!

麩嘉 府庁前本店121





京都を代表する食べものに「麩」がある。小麦粉に含まれるグルテンを練って作る。

一般的に「お麩」というと、お味噌汁なんかに浮かんでる、

カスカスのクラッカーみたいな「焼き麩」を想像しますが、

京都となれは、やっぱり生麩を食べてみたい!と思い向かったのが「麩嘉 府庁前本店」。

錦市場にもあるけれど、ちゃんと本店行かないと。

「麩嘉」と書いて「ふうか」と読みます。

丸太町から徒歩10分、さすが日本の伝統的食べもの「麩」の老舗、堂々たる外観です。

が、のれんがまさかのユーモア笑。これは楽しい。

この暖簾がないと、格式高すぎてちょっと入りづらいぞ笑。

ち、ちわ〜っす? あれ? 席とかないのかな。

どういうこと?

入り口入るとかなりかっこいい茶室。

うーんでもこれ、あまりに決まってるので、客席じゃない感じがする。。

と、戸惑っていると、奥からいかにも今作ってました、って感じのエプロン姿の女性が現れる。

聞くと、ものすごい広そうなお屋敷なのに、客席はなく、三和土のベンチで食べるのだそう。

そうなのか! お屋敷のほとんどが製造所として使ってるみたい。

これだけ立派なお屋敷なら、人呼べるのになー。もったいない。逆にいうとすごい余裕だなー。

よくわからず、来て見たところ、こちらで食べられるのは麩まんじゅうのみ。

それは食べるとして、他にも見てみたいと伝えたところ、ズラリと見せてくれた生麩。

主流の「道明寺麩」のほかに、「胡麻麩」「海苔麩」「パンプキン麩」などいろいろある。

きれいだな。せっかくなので1本買うことに。麩初心者なのでやっぱり「道明寺麩」を購入。

発送もしてくれるとのことで、「父の日」用にも購入。

で、麩饅頭!!笹の葉に包まれたなんともかわいらしいスイーツ。

途中で気づきたのですが、これ、なんと予約が必要だったんですね!

ふらーっと入ってきて、お店の人の「なんだなんだ?」感、ちょっと感じました笑。

運よく出せる麩饅頭があったから出してもらえたんですね。。

いや、失礼しました。そしてありがとうございます。

これが麩饅頭か! もちもちっとした見た目がなんとも素朴な味わい。

食べてみると、確かにももちもち。いい歯ごたえ。中の漉し餡がめちゃくちゃ上品。

それでいて、生麩の素材の味わいがしっかり堪能できる。

これは確かに上等なスイーツですね。

そんなに甘党じゃないですが、何個でもいけそう。あっという間になくなった。。

この美味しさの秘訣なのが、麩嘉近くにあった京都の名水「滋野井」。

平安時代初期の公家、滋野さんの邸宅の中にあったので「滋野井」。

大正時代くらいまでは、湧き出てたそうですが、だんだん枯れて来て、60mくらい掘って復活したそうです。

この名水で作る麩饅頭は美味そうです。

さて、家に帰ってきて生麩を食べる。

いろいろ食べ方は工夫次第、みたいなところがある麩。

そう言われてもねー笑って気もしないでもないが、まずは素材そのものの味を味わいたいため、刺身で。

もっちりみずみずしい! おモチとこんにゃくの中間のような食感。

なるほど、京都の老舗の味ってだいたいシンプルだけど、また食べたくなる味なんだよなー。

 

麩嘉 府庁前本店
京都府京都市上京区西洞院堪木町上ル東裏辻町413
075-231-1584

 

 

京都府京都市上京区西洞院堪木町上ル東裏辻町413


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