京都に来て間もないころ、さっそく「よかったらどうぞ」といただいて、その美味さに衝撃を覚えた一品です。
その名は「長文屋」の七味唐辛子。京都の七味唐辛子と言えば、清水寺の「七味家本舗」ですがまるで別物です。
当然、もらった時も「七味家本舗」のを食べたこともあるし、七味なんてだいたい同じでしょ、と思ってたのですが。。
とんでもない!! 一番違うのは山椒の風味の鮮烈さ。絶妙にブレンドされた和製スパイスの蠱惑的な香りに脱帽です。
さて、長文屋への行き方は、市バス50「立命館大学前」行きに乗って「北野白梅町」バス停で降ります。
だいたい25分くらい。バス停からは徒歩1分です。
店構えは拍子抜けするほど簡素笑。いいんです、絶妙な調合技術がありますから。
こう見えて三代目です。クルマでお越しの際は駐車場が一台分あります。
ずらりと並べられたスパイスの種類。胡麻、山椒、唐辛子など、色の鮮やかさが新鮮さ表しております。
ここだけモロッコのバザールやインドみたいです。
こちらのお店のいいところは、使い方や好みを聞いて、お客さんに合わせて調合してくれるところ。
オーダーメイドです。これはうれしい。
焼き鳥を食べるときはちょっと辛めに、とか、山椒が大好きなら山椒多めなど、自由自在。
よくわかんないよ、と思う方でも聞かれてるうちに世界に一つのスパイスが完成してしまいます。
すり鉢に入れていい感じにブレンドしてくれます。
目の前で見せられると誕生した商品に対する愛情も一塩。塩は入ってませんが。
もちろん店主の配合による商品もあります。
こちらの「石臼山椒」もかなり秀逸。
正直、食通の人へのお土産として、これ以上ない逸品です。
入れ物も販売してます。が、ほとんどの人が買ってません。
こちらは人気商品とは言えず。。
というのも、サラサラーっと調合した七味唐辛子を入れてくれるこの薬袋のようなパッケージがおしゃれ。
これで十分なんです。お土産にするならこっちがいい。
さて、オススメの食べ方としては、もちろんうどんなど麺類にもいいですが、
ダントツでおすすめなのは「麻婆豆腐」。
この七味唐辛子に出会う前は、夕飯として麻婆豆腐は「ふつう」でしたが、
手に入れてからは夕飯が麻婆豆腐と聞くと、「やったーー!!」という気分に変わったほど。
ぜひともお試しあれ。
長文屋
京都市北区北野下白梅町54-8
075-467-0217