京都以外の人が知らない、京都人の間だけで有名な料理、人気メニューってのが京都にはけっこうある。
京都と言えば、和食というイメージが強いだけに、意外な一品が人気だったりする。
そんなシリーズの映えある一発目は「中華のサカイ本店」の「冷麺」!!
そこそこ有名なので、観光客もいますが、八割がた京都人。
「冷麺」と聞くと、関東人は焼肉屋にある、透明な麺に梨の千切りなんかが載ってるあの「冷麺」なんですが、
ここ京都では、まさかの「冷麺」=「冷やし中華」!
いや、でも京都の焼肉屋の「冷麺」はやっぱりあの「冷麺」なので、「中華のサカイ本店」のみの言い方なんでしょうか?
ことの真意はよくわかりませんが、まずは行ってみましょう。
北大路駅から徒歩15分という行きづらさも手伝ってか、お客さんは京都人が多い。
ファミリーや自転車できた周辺の人など、ローカル感満点です。
それでも開店前から10人くらい並んでるんだからすごい。
店内もふつうの中華料理店。
メニュー数が豊富なのに、お客さんのほとんどは「れい麺」を頼むというもどかしさ笑。
地元で人気、といいつつめちゃくちゃ有名店なのでテレビ取材、芸能人も多く訪れる。
そりゃー京都人に人気の店、って言ったらメディア飛びついちゃいますよね。
夏のメニュー。冷めん(ハム入り)730円。
関東だと、初夏に「冷やし中華、始めました」という看板が出るけど、
これだけ人気だと多分一年中始めてるでしょうね笑。
はい、こちらが「冷めん」です。
確かに見た目は冷麺というより中華そばですね。
が、汁がだいぶ黄色い。そう、これが「中華のサカイ」の「冷めん」たる所以であり、最大の特色です。
胡麻ダレをベースに甘さと酸味、そして辛子の爽やかな辛味がっ!!
ツンと来るけど酸味でさわやか! なるほど夏にぴったり。
ジャンクな味だなー。ほぼお祭りの露店的なノリ。
さっぱりしててこれは夏バテでも食べられそう。あと、なんか食べると元気が出る!
もちもちした麺とシャキシャキしたキュウリの食感を楽しみながら、ザブザブ汁と一緒に食べると爽快感すらあります。
唯一無二な味なのに、どこか懐かしい味。これはクセになる。
ついでに餃子も。これは正統派。
誰もが想像する餃子の味。日本中の中華料理店を食べ歩き、その平均を取った味です、
と言われたらめちゃくちゃ納得しそうです。安定感バツグンです。
意外に侮れない美味さだったのがチャーハン。
パラパラだし、チャーシュー多めだし、美味いっ!!
真っ赤な紅ショウガがまたジャンクでいい。
冷めん以外もオススメっすよ。
中華のサカイ本店
京都府京都市北区紫野上門前町新大宮商店街北大路上ル92
075-492-5004
11:00~22:00