京都駅から京都バス17系統「大原行き」で1時間ちょい、ちょっと遠い京都大原。
大原と言えば、言わずと知れた三千院。ここの紅葉はやっぱりすばらしい!
一番の見どころはやっぱり、緑色の苔の絨毯にバラのように散りばめられた真紅のもみじ。
植物を植物で例えるのもちょっと微妙ですが。。。
ほかになんかいい例えはないものか。まーとにかく美しいのには変わりない。
三千院は広いので、場所によって紅葉のばらつきがあります。
2018年11月18日に行ったところ、名庭の一つ「衆碧園」まだ紅葉前でした。
紅葉じゃなくても十分美しいですが。
まだらな木漏れ日がなんとも別天地。
三千院のメインとなる庭「有清園」はもう完全に紅葉真っ盛り、というちょっと散り始め。
が、そこがいいところ。緑と赤のコントラストがすごい。
だいたい宸殿から有清園を見渡すと、「うわー」という声が漏れます。
それくらい感動します。
下ばかりじゃなく、上もご覧ください。
どこを見ても紅葉、紅葉、紅葉です。
燃えるような赤や太陽の光が染み込んだかのような黄色、オレンジ色など、暖色のパラダイス。
まるで山火事の静止画を見ているかのよう。それでいて、木に生した苔の緑もいい。
計算してるのかと思うくらい日の光の入り方が異世界。
この庭の真ん中にあるお堂、国宝「極楽浄土院」というネーミングも納得。
ここは極楽か?と、この世の景色とは思えないほど。
ひなびた蹲すらめちゃくちゃ絵になっちゃうんだから参るわー。
黄色、オレンジ、赤、茶色、同じ形のもみじもこんなに色があるんですね。
極楽浄土院。うーんこのひなびた佇まい最高。
こんな小さなお堂なのに、中には超デカイ国宝、阿弥陀三尊像が鎮座されています。
サイズ感があってないのが逆にインパクト大。
天井に頭が当たっちゃうので、天井が舟を逆さまにしたような形になっている珍しいお堂。
幽玄な苔の世界に秋だけは紅葉で華やぐ。
昔マイケル・ジャクソンがディズニー・ランドを貸切にして楽しんでましたが、
自分だったら三千院を貸切にしたい。
そして極楽浄土院に泊りたい。ここで朝を迎えたら気持ちいいだろうな。
一日中寝っ転がって本読んだりしたい。
朱雀門。朱色の門と紅葉。こういうのが京都の紅葉らしさですねー。
ちなみにこの門、今は堅く閉ざされております。
極楽浄土院が本堂だった時の正門です。
三千院のマスコット的存在、わらべ地蔵。
ふわふわの紅葉に囲まれてご満悦そう。
三千院の紅葉を見てる時の自分もきっとこんな顔してるんだろうな。
三千院
〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540
075-744-2531