京都の老舗茶筒メーカーがプロデュースするカフェ「Kaikado Cafe」。
2016年のオープン以来、おしゃれないい感じの立ち位置をキープ。
築90年の京都市電の車庫を超おしゃれにリノベーション。
外観はとてもシブいのだが、中はめちゃくちゃモダン。
こんなにいいカフェなのに、そこまで混んでない。その理由は場所が微妙だから笑。
京都のおしゃれエリアからちょっと離れてます。最寄駅も京阪電車の「七条駅」から徒歩10分ほど。
京都駅からだと徒歩20分くらいか。
ビルは国の登録有形文化財に指定されております。
玄関の扉の取っ手は市電のブレーキレバーというこだわりよう。
中に入ると外観とは打って変わって、今風のおしゃれな内観。
このギャップがまた心地いい。
車庫だっただけあって天井が高くて開放的。
おしゃれだけど温かみのある店内。
こちらのカフェをプロデュースしている京都の老舗茶筒メーカー「開化堂」の茶筒もしっかり鎮座。
明治9年創業、銅や真鍮で作られた密閉性の高い茶筒で湿気から中身を守る。
有名なのがフタを重ねるとスーーっと落ちてピタッと止まるところ。見たことありませんか?
中庭もいい感じ。なんとなく代官山にありそうな雰囲気です。
世界観が外観、内観、中庭で微妙に変化していきます。
お冷やの器がこれまた凝ってる。グラスが茶筒のカタチですねー。
京都は祇園にある「PONTE」のグラスです。
店舗を持たず、美味しいコーヒーを求めて旅をしている珈琲焙煎人、中川ワニ氏のコーヒー。
だそうです。知らんかったこんな人がいるんですね。
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酸味があってスッキリとした後味のコーヒーでした。
砂糖入れとミルク入れ。これは確実に開化堂によるものでしょう。
使い込むほどに味わいが出るタイプ。
もちろん店内で購入することもできます。
ずっとおしゃれだーシャレオツだー言ってきましたが、本当に紹介したかったのはコレ!
Kaikado Cafe名物の「あんばた」!!
京都の「中村製餡所」のあんこと烏丸御池の人気パン屋「HANAKAGO」のバタートーストのコラボ。
さらにホイップをトッピング。
見た目は何気ない一品ですが、サクサクのパンと芳醇なバターに、
甘さ控えめの粒餡が恐ろしいほどに合うっ!!
コレは予想以上の美味さ。全然甘党じゃないのに、本当に美味しかった!
今度家で真似してやってみよう。
そしてもう一つの名物チーズケーキ。
濃厚さと爽やかさの両立がすごい。なんかアイスクリームのようだ。
フォークは京都の「公長齋小菅」、お皿は滋賀の名店「中川木工芸」と、
選び抜かれた職人たちの一品を知らず知らずのうちに堪能できるのもいい。
カフェでありながら、工芸品のセレクトショップのよう。
うーん堪能した。ここ、いい店だ。
誰かに紹介したくなる、間違いなく京都カフェの名店です。
Kaikado Café
075-353-5668
京都市下京区河原町通七条上る住吉町352
10:30〜19:00 (L.O.18:30)
定休日 木曜日・第1水曜日(夏季休業、年末年始休業有)