京都の龍安寺といえば石庭、石庭といえば龍安寺ってくらい有名ですが、
実は龍安寺、”桜の寺”と異名を持つほど桜がまた見事。
これは意外と知られてない事実。
朝方なんかに行くと、お花見シーズンでもあんまり人がいなくて穴場だったりします。
駐車場あたりからすでに背の高い桜の木から桜吹雪が。
京都に桜の名所数あれど、ここは1、2位を争う良さです。
京都の街中からちょっと離れてるってこともあり、自然と造園の融合具合がすばらしい。
ちまちましてないというか、豪快です。
龍安寺の開基は応仁の乱を始めちゃった細川勝元。
京都をめちゃくちゃにしちゃった張本人ですが、いいものを残してくれたものです。
そして桜が咲くころ、実はユキヤナギが共演することが多いです。
この花も好きだなー。しかしユキヤナギって言うんだ。
見たまんまだなー。
石庭が有名な龍安寺ですが、実はかなりデカイ回遊式庭園があります。
普段は石庭がメインですが、春だけはこっちがメインです。
この時期来れた人はほんとにラッキー。
世界遺産、石庭、そしてチェリーブロッサムと日本らしさが揃いも揃ってる。
湖面、いや池の面に反射する桜がまたいいんです。
華やかさ倍。
桜の花が散った時期はこの池に花筏ができそう。
その時期にまた来たい。
回遊式庭園はぐるっと回っても20分くらい。
朝来るとほんといい散歩です。
そして!なんと世界遺産の石庭のお花見スポットだったりします。
こんなちょうどよく桜が咲いてたっけ?と思ってしまう。
そして、秋にはなんとちゃんと楓の紅葉が見れます。
もしかして時期によって植え替えてる!?
日本の美が詰まった景色、ここにありって感じで、もうギュウギュウ詰めです。
侘び寂びと優雅さと華やかさと儚さと、もういっぱいいっぱいです。
振り返って襖絵を見ると、こっちは南国風。
あれ?いつもこの襖絵でしたっけ?
こっちも張り替えたりしてるかも。
「我、唯足るを知る」。禅の言葉が蹲になっております。
水戸黄門の水戸光圀から寄進されたと言う。ほんとかな。
あれがない、これがない、と不平を言わず、今の現状でも実はいろいろ持ってるよ、
だからあんまり不満ばっかり言ってもしょうがないでしょ、的な教えと解釈してますが、
合ってますかね?
禅の教えは、元はもちろん中国ですが、日本で進化していったため、
外国人の方達が特に龍安寺を禅のメッカのように思われることが多いですね。
1975年にエリザベス女王2世が来日して、石庭を絶賛したのが大きいようです。
龍安寺
京都府京都市右京区龍安寺御陵下町13
075-463-2216
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