京都、伏見ぶらぶら散歩その2、伏見と言えば「寺田屋」。
坂本龍馬が伏見奉行に襲撃された「寺田屋事件」が有名です。
実はそのちょっと前に薩摩藩士同士が殺し合うもう一つの「寺田屋事件」があるのですが、
そのあたりは別の機会に。
はい、こちらが寺田屋。
幕末期に2つも事件の舞台となった旅籠屋です。
というのも「寺田屋」が薩摩藩の御ひいきの旅籠屋だったため。
江戸幕府を倒す中心的な藩の志士たちが多く出入りしていたとなると、いろいろ事件が起きるのも仕方なし。
「中書島駅」から徒歩6分くらい。
さてさっそく中に入ってみましょう。
中に入ると、もう、幕末資料館のよう。
これはもう幕末ファンはたまりませんね。
この階段を伏見奉行たちが駆け上がって、龍馬の部屋へ襲撃したんだろうなー、
と感慨深い気分になるのもいいんですが。。
実は。。当時の寺田屋はすでに焼失しており、その後建てられた建物です!!
この事実、寺田屋の新聞のキリヌキをちょこんと貼ってますが、全体としては、
まるで当時から残っている建物のように内部を紹介していきます。
ず、ずるいっ!!
「当時の建物じゃないと聞いてるのですが?」と、寺田屋の人に聞いてみたところ、
なんとノーコメントでした。。
というわけで、この「刀痕」もウソ!
よくもまあぬけぬけと。。
京都市から展示方法の改善を要求されています。
「裸のお龍さんで有名なお風呂です」も大ウソ!!
寺田屋、悪い施設だなー。
ちゃんと「再現したものです」って言えばいいのに。
お金に目がくらんじゃった施設としてもはや貴重かもしれません。
この部屋とかもいかにも「らしい」雰囲気出てるので、全然幕末ファンからしては、
ありがたいのに、あたかも当時のもの、として扱ってます。
もったいない。本当のことをちゃんと言うべき。
日本のお城だってほとんどがレプリカで当時のものじゃなくても、各地のお城でちゃんと観光が成り立ってるのに。
寺田屋が建っていた場所であることは間違いないのに。
と、ちょっと残念な観光スポット「寺田屋」。
京都観光の闇を見たなー。
寺田屋
京都府京都市伏見区南浜町263
075-622-0243
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