「たん熊北店 本店」、名前からしてややこしい。
北店なのに本店て? どう言うこと?
しかも支店が全国にたくさんあるし。
さらに「本家たん熊 本店」なんてのもある。本家と本店の違いって?笑
となんだかきな臭い感じがあるのだが、要は親族の経営によって分かれてる。
長女がやってるのが「本家たん熊 本店」で、
長男がやってるのが「たん熊北店 本店」。
なんか、仲悪そうだな笑。
で、今回ランチで行ったのは「たん熊北店 本店」。
と言うのは、「美味しんぼ」に登場したり、食べログ東京でずっと1位だった「京味」の主人の
修行先なので一度は行ってみたかったから。
今回はランチで、「一休.com」でサクサクっと予約。
ランチ限定の3000円代のお弁当があり、さらに子供用もあるとのこと。
煩わしいことなく、いい感じ。
場所は河原町通りと高瀬川の間、元立誠小学校の一本南。
河原町駅徒歩5分、祇園四条駅徒歩7分、といったところ。
繁華街と繁華街に挟まれた、ちょっと外れた路地にある。
子供連れで行ったのですが、隣も赤ちゃんの泣き声が聞こえたりして、気遣いなし。
これは助かる。赤ちゃんはどんどん泣いてよし!
一応個室だし。
下に敷かれた紙には、昔の高瀬川沿いのお店が描かれている。
けっこうリバーサイド感あって楽しんでいたんですね。
さて、まずは胡麻豆腐が登場。
つゆは天つゆ系の味わい。ふーん。ねっとりとした舌触り。
子供用のお弁当。おお、思ったよりボリュームあるじゃん。
中身がハンバーグやエビフライなど、確かに子供向け。
フレキシブルな対応がステキ。
知名度はとにかく全国区だから、敷居が高いのかなーと思ってたけど、あんまり格式張ってないなーこの店。
逆に好感が持てるっす。
こちらが大人用のお弁当。
けっこうボリュームあります。
ご飯、お造り、煮物、ミニ八寸みたいな感じでコースを一皿に詰めました、って感じ。
お造り、味が濃くて美味しかった。
煮物は甘めの味付。ゴボウの煮付けには山椒が効いていて、いかにも京都な味付け。
焼き魚も西京焼き、ナスの田楽など京都らしい味付けで、観光客には入門編的でわかりやすくていい。
お酢の効いた大根と人参に体がぶるぶるっとなり、ふんわりとした甘めの卵焼きに心がほころぶ。
なんだか、あちこちにいろんな食べ物が隠れていて、箸でつつくのが楽しい。
最後ははんぺんのようなトゥルンとしたデザート。黒砂糖の味が濃厚でいい締めでした。
味もいいし、個室だし、コストパフォーマンス良くこれはお得。
料亭然とした格式張った感じもなく、手軽に京料理が楽しめる感じもいいと思う。
お弁当なので、さっさと食べて観光に行くもよし、食べ終わってもゆっくりできるし自由度高し。
思った以上に好きかも!
たん熊北店 本店 (たんくまきたみせ)
050-5868-7937京都府京都市中京区西木屋町通四条上ル紙屋町355
12:00~14:00
17:00~22:00
日曜営業