京都は洛北にある今宮神社。時代劇の撮影でもよく使われるだけあって雰囲気がいい。
と書くと、時代劇ファンがたくさん集まる神社のようだが、参拝する人のほとんどが女子。
と言うのも、この神社が「玉の輿」の語源の由来となる「お玉さん」と所縁が深いから。
西陣の八百屋の娘として生まれた「お玉さん」が将軍徳川家光の側室となる。
さらに五代将軍徳川綱吉を産み、天下の将軍の母となったのだから、ものすごい「玉の輿」。
そんなご利益を求めて、女子たちが多数参拝に来てる、というわけです。
って、境内にいる女子たち全員、玉の輿狙ってるのかーと思うと男子としてはなかなか複雑です笑。
ものすごい他力本願。でも神頼みするってこと自体、他力本願なので、参拝者すべてそうだし。
今宮神社は他力本願の聖地と言っても過言ではないかも知れません。
場所は北大路駅からは徒歩20分、
バスなら市バス46「上賀茂神社行」に乗り、「今宮神社前」下車。
車なら駐車場があって便利。しかも門前のあぶり餅やに行けば1時間駐車場無料。
神社までの門前。これは確かに時代劇で使いそうですねー。
いい雰囲気。茶屋で旅の武士が都のウワサを聞きつけるシーンで使えそうです。
そして、このお茶屋の「あぶり餅」、老舗の京都名物なので、ここまで来て食べない手はない。
こちらのレポートは別記事で。
今宮神社入り口。ここも時代劇で家老の屋敷の玄関とかで使えそうです。
家老の直訴したい正義感ある下級武士が
門番に「泉守は留守でござる。どうぞお引き取られよ」とか言われてそう。
とはいえ、正門はこっちのようです。
鮮やかに塗られた朱塗りの門。これは立派です。
玉の輿の神社ということで、結婚式のメッカでもあるようです。
境内は思いのほか広過ぎず狭過ぎずのいい感じです。
ここも時代劇的には剣客同士の決闘で使えそうです。
だんだん時代劇のセットのように思えて来た。
この後、夕闇が迫ると忍者に囲まれそうです。
参拝者でごった返すってほどでもない人気のなさ、撮影機材を運び込みやすそうな広さ、
これは時代劇のロケとして人気なのもわかります。
境内にはたくさんの神様の社があります。
京都の疫病をから守る神様や、七夕の織姫に織物を教えたとされる織物の神様、
織田信長を祀った社など。平安京ができる前からの創建だそうなので、歴史は深いです。
さて、本殿。女子としては祈願しやすいですよね。
だって玉の輿一択ですから笑。
が、カップルや既婚者、男子となると、果たしてこの神社で何を祈願したらいいやら。
となりますが、例えば男子なら「彼女に玉の輿に乗れた、と思われるくらい出世したい!」
とかでいいんじゃないでしょうか笑。
と、今宮神社の見どころもう一つ。
ちょっとした行列を作っております。
阿呆賢さん。すごいネーミング。アホなのか賢いのかよくわかりません。
で「阿呆賢」さん、石!?
そうなんです。
今宮神社の奇石だそうで、要は2回持ち上げて、2回目のほうが軽い、
と感じたら願いが叶うそうです。
正しいやり方が書いてありますが、これが意外に複雑。
行列を待っている間はこのやり方が読めないので、ぜひこの写真を拡大して読み込んでおいてください。
絵馬を見ると「京都絵馬あるある」のアニメ系イラストが。
あー京アニの「けいおん!」で舞台になったんでしょうね。
今度ちゃんと観てみようかな。
今宮神社のハンコがおもしろい。
人の顔ほどもあるハンコもあれば、種類も10種類くらいあって豊富。
子供はしばらくここで熱中することでしょう。
玉の輿守り。かなり野心的なお守りだー。
彼女がこのお守り持ってたら彼氏ビビるだろうなー笑。
今宮神社
京都府京都市北区紫野今宮町21
075-491-0082(受付時間:9:00〜17:00)