「あー京都で桜、お花見したかったけど、気づいたらもう桜の時期過ぎてたー」なんてズボラな人に朗報。
京都の桜はとにかく種類が豊富。
なのでソメイヨシノが満開の4月上旬じゃなくても見ごろな桜がまだまだあります。
逆にあえて満開ピーク時を外して、人の少なくなった時期にお花見する、なんてのも京都上級者らしくていい。
そンな人たちの思いを叶えてくれるのが「上賀茂神社」の桜、「斎王桜」。
桜の木、一本一本に名前が付くのもいかにも京都的。
朱色の門があざやかな上賀茂神社は、烏丸線北山駅から徒歩15分。
バスなら京都駅から4系統のバスの終点「上賀茂神社」で約30分。
このアクセスの悪さも手伝ってか、人が少なくいいお花見を確定してくれます。
でも世界遺産だし、本殿国宝だし、京都人にも一、二を争うほどに愛されてる超おすすめ神社です。
全然、アクセス関係なく一度は行くべき神社でしょう。
境内もスコーンと開放感あふれて個人的にも大好きな神社。
パワースポットだと思います。間違いなく。
雰囲気としては、なんとなく「よく来たね、ま、ゆっくりしてってよ」と言われてるかのように気持ちが穏やかになるところ。
はい、で、こちらが「斎王桜」。
見事なもんです。ソメイヨシノにはない横への広がり。
これ、4月下旬ですよ? そりゃもうほとんどの人が桜あきらめてる時期ですよ。
そこにどどーんとこれだけ満開。いやありがたや。
近づくとバササーっとピンクの花びらの滝のようで迫力あります。
雅で上品なのに圧倒感あるんですよね。
これは京都の桜の醍醐味でもあります。
空の青さにピンクがとにかく映える。
このあたりはなんか空が高いなー。
お花見っていうと実はちょっと肌寒いイメージですが、さすがに4月下旬、超あったかいです。
ぽかぽか陽気の中で見る桜はまさに桃源郷、いや、桜源郷。
この世にいながらちょっと極楽行っちゃったかのような気分になれます。
ちなみに「斎王」とは、宮中から神に仕えるよう遣わされた皇女のこと。
気品と女性らしさからこの名がついたと思われます。
個人的に見た感じだと「女王桜」と言ってもいいほど堂々たるものです。
人いないし、きっちり間近で見られるのいいなー。
ちなみに上賀茂神社には「御所桜」という、こちらは京都でもかなりの早咲きの桜で3月下旬に咲き始める桜もあります。
そのほかにも風流桜やみあれ桜など、3月下旬から4月下旬まで、何かしらの桜が咲いてる、知る人ぞ知る桜の名所です。
それだけの名所なのに人ほとんどいない。最高だー。
これだけ広ければお弁当でも広げちゃっていいすか?って気になるのだが、やっぱり境内だしなー。ダメかな。
こちらは風流桜。ちなみに行ったのは4月20日。
まだまだ見ごろです。
一方で葵祭に向けてお馬さんたちもスタンバッてました。
いやもうそんな時期かー。
京都はこれからいい時期っすね。
上賀茂神社
都府京都市北区上賀茂本山339
075-781-0011
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