京都観光、四条大橋に来た人なら、誰もが見たことがあるランドマーク的な大きな洋館。
最初に見たときは、「ん?なんの店?え、洋館なのに中華なんだ」とびっくり。
関西洋館建築の父と言えるヴォーリズの設計で大正15年にビアレストランとして誕生し、
その後中華料理店「東華菜館」として昭和20年に生まれ変わったそうです。
四条通りが鴨川とぶつかる四条大橋のたもとにあるスパニッシュ・バロック様式の建物。
最寄駅は祇園四条から徒歩1分、河原町から徒歩2分。
うーん目立つ。ちゃんと現役なのがいい。
なんだか映画の「グランド・ブダペスト・ホテル」を彷彿させる威厳。
かっこいい。
こりゃ高いんだろうなーと思いますが、ちょっとした裏ワザ。
コース料理だと高いんですが、一品一品のアラカルトで頼めば意外とそんなに高くない。
コースだと最低一人6000円からですからね。
というわけでやっぱり中も見てみたい、ということでランチ予約してみました。
威風堂々たる正面玄関。
ヤギや魚、貝などいろいろな彫刻が施されてておもしろい。
マジで何屋さんかわからん笑。
貝とタコ。日本の建築にはまずありえないレリーフがおもしろい。
ポセイドンの神殿みたいだ。
待合室。かっこいい。
ジョン・ローンとかが紫煙を燻らせながら座ってたら絵になる。
外観の威圧感からか、週末のランチなのに人がほとんどいません笑。
社交界の貴族みたいな気分です。
このエレベーターがまたかっこいい。
日本最古のエレベーターだそうです。やっぱり。
時計針式のフロアインジケーター、蛇腹の扉など、雰囲気やばいです。
運転手が運転してくれます笑。
ガッシャンと扉が閉まる音、エレベーターが上昇する時の音など、耳でも楽しませてくれます。
階段の装飾も秀逸。
これはランチに来たのか、歴史的建造物を見に来たのかわからなくなってきた。
建築好きは絶対行ったほういいですよ。楽しい。
メイン食堂。かっこいいーー。人いねーー笑。
それはそれで子供連れにはありがたい。
多分、「あの洋館なんだろう」「あ、中華の店なんだ」(HPでコース料理確認)「高っ! ムリ!」
ってなっちゃって入りづらいんじゃないでしょうか。ちょっともったいない。
スパニッシュ建築と中華インテリアの融合。こういうミックス感、超好き。
窓からは鴨川、四条大橋、対岸には南座と観光気分も盛り上げます。
京都観光の人で、年配連れ、子供連れにはぴったりなんじゃないでしょうか。
食事は全体的にまずまず、と言ったところ。
ちょっと古い中華って感じです。
エビチリも正統派、前菜盛り合わせも味付け中国本土っぽい味付け。
餃子は揚げ餃子。
チャーハンも折り目正しい正統派のスタイル。
この点も年配の方から子供まで安心して勧められる理由。
それにしてもこのお客さんの感じでこの立地でやっていけてるのかなー。不安だ笑。
フロアごとにフレンチとかイタリアンとか分けたらもっと効率的なのに。
あ、フカヒレだー北京ダックだー入ってるコースだと当たり前のように2万円とかあるから大丈夫か。
すみません、そこはムリ!
東華菜館本店
京都市下京区四条大橋西詰
075-221-1147
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