京都嵐山観光と言えば、竹林、渡月橋、天龍寺といったところが定番ですが、
情緒あふれる雰囲気を想像すると、これが人がごった返しててそれほどでもない笑。
メイン通りなんてもはや超観光地で、原宿の竹下通り、夏の軽井沢?ってくらい人がいて情緒もなにもあったものじゃない。
というわけで、あんまり個人的にはあんまり嵐山が好きじゃない。
たぶんほとんどの京都人は行かないと思う。
が、そんな中、嵐山で前から気になっていたところがある。
渡月橋から山のほうを見ると見える、山の上にあるお寺。
あんなところにお寺あったんだ。。
調べてみると、京都の知る人ぞ知る有名人、角倉了以が大堰川の工事の際に亡くなった人を弔うために作ったお寺だそう。
ちなみに京都の街のど真ん中を流れる高瀬川を作ったのが角倉了以です。
そんな歴史を調べてたらさらに行きたくなってしまいました。
なによりあそこから嵐山を眺めたらどんな絶景が待っているのか。
期待に胸が膨らみます。
というわけで行ってみました。
人がごった返す渡月橋を早々に抜け、川沿いの道を行きます。
渡月橋小橋も渡り切り、西京区側の大堰川の川沿いを上流に向かって上っていきます。
渡月橋小橋からは「星のや京都」の船の発着所が見えるのでこれが目印です。
京都観光のコツその1。
どんなに観光スポットでも一本奥に入ると全然人がいなくなる。
今回もまさにそれ。あっという間にだーれもいなくなって大堰川と小倉山をゆっくりと見ることができます。
うーん京都らしい風情あふれる風景。
もうこんな感じです。全然人いません。
こんな感じで約1km歩きます。
ちょうどいいハイキングです。
大悲閣、千光寺の案内が英語で、しかもマンガで紹介されています。
実際、ポツポツ歩いている人はほぼ外国人。
これは観光地あるあるで、観光地にある山に登るのは外国人。
広島厳島神社の弥山しかり、日本人はほとんど行かない。
対岸は嵐山吉兆があったり、アラビカコーヒーがあったりで賑やかです。
こちらから静かに人間の営みを観察する感じです。
このあたりまでくると川の色が変わって美しくなります。
瑪瑙のような色味。ほんと不思議だなー。
小舟も浮かんでいとをかし。
この辺は遊泳禁止なのかなー。
夏だったら泳ぎたいが。
まー小舟の往来はけっこうあるしね。
こんな絵葉書のような写真も簡単に撮れます。
京都はどこから撮っても、誰が撮っても簡単に名カメラマンのような写真が撮れます笑。
このあたりは「星のや京都」も近いからか、道もだいぶ整備されてます。
嵐山観光の奥の細道も悪くない。
その2へ続きます。