京都観光とグルメのブログ

【菊乃井本店】京都のミシュラン三つ星料亭でランチ、コスパがすごい!【後編】





菊乃井本店、後半です。

すでに、鱧、明石の鯛、鮎と来て、コスパのよさがすごい。

1万円のコースという一番安いコースなので、量や質が気になったが、さすがのクオリティです。

【蓋物】冬瓜饅頭 隠元 木の芽餡

薄味と思われがちな今日料理ですが、出汁がものすごい効いてます。

そこに木の芽の鮮烈な辛さが入ってキリッとした味わい。

インゲンのシャッキリ感と冬瓜のツルリとした食感がいい対比。

出ました鮎っ!! 炭火に焼かれた香りがかぐわしい。

北大路廬山人やら幾多の美食家を唸らせてきたお魚。待ってました。

今年はお会いできてうれしいです!

山里の観光地で売られている鮎と違い、ちゃんと小ぶり。このサイズが特上です。

【焼物】鮎塩焼 蓼酢

頭から内臓から身から骨から、全部丸々食べてやります。

頭、内臓のなんとも言えない苦味が最高。

ああ、あと5、6匹は食べられるなー。

蓼酢は苦い、と思いきや、むしろ鮎の苦味よりは甘い。これは意外な味付け。

「蓼食う虫も好き好き」の、あんな苦い葉っぱですら食べる虫がいるんだから、

ほんと好みは人それぞれだよ、の語源になった葉っぱなのに。。

【中猪口】海胆豆腐 若布あん 喰い出しジュレ

ワカメの餡、上に乗っている海苔、磯の香りがパーッと口の中に広がる。

ウニ豆腐は、ウニで作られた豆腐じゃないです。豆腐の中にウニが入っております。

海水浴に来て、海の水たくさん飲んじゃったってくらい海味。

【強肴】夏越しの薬石(豚) じゃが芋あん 青ずいき 辛子

京都らしいずいきを添えられた豚の角煮。

じゃが芋あんの中に角煮が入ってます。

豚肉は力が出るので、昔は薬代わりだったそうです。

じゃが芋あん、これおいしいですねー。

このあたりで、女性は十分お腹いっぱいです。。

ボリュームも大満足です。

【ご飯】鱧御飯 叩き木の芽

【止椀】新牛蒡すり流し 揚げ牛蒡 七味

【香物】胡瓜 茄子

最後もやっぱり鱧で。見た目はうなぎの蒲焼きみたいですが、もっと数段スッキリしてる。

やっぱり鱧は上品だなあ。

牛蒡のすり流し。。うっまっ!! 大根おろしのようにミゾレ状の牛蒡が入ってます。

もう大地の味、鮮烈。ダイレクトに土を飲んでいるような気分。なのに美味いって。

和食、すごいな。外国人は美味しいって言うんだろうか。

【水物】黒糖シャーベット 粒あん 寒天

これはさっぱり。案外特にサプライズもなく真っ当なスイーツですね。

器の竹の青みが涼しげ。

最後はお抹茶とエンドウ豆のお茶うけ。

夏の涼の取り方ってアイスとか氷だけじゃないなー。

青葉の味わいってなんか涼やかになる。

和食の楽しさ、京都の夏、堪能しました。

個室で終始、家族水入らずでくつろげるのもいいですね。

これで、一番お高い3万円のコースを選んだら、ものすごいことになりそうだけど、

1万円のコースで十分過ぎるほどいい時間が過ごせます。

これで食べログ京都ランキングが79位、3.92ってちょっと信じられないな。

やっぱり食べログよりミシュランのほうが信用できるなー。

コスパ良すぎ。記念日には特にオススメな一軒です。

 

菊乃井本店
京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459
075-561-0015

 

 

京都市東山区下河原通八坂鳥居前下る下河原町459


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