京都ですき焼きと言ったら「三嶋亭 本店」です。
創業明治6年、数奇屋作りの建物とガス燈が文明開化のにおいを帯びた老舗。
食べログ京都ランキングでは62位。点数は4.00という高評価。
肉好きなら一度は通るべき名店でしょう。
寺町通りと三条通りが交わる一角。立地も一等地。最寄駅は京都市役所前駅で徒歩5分ぐらい。
観光としても組み込みやすいアクセスのよさ。
祇園祭の時は装飾もされて一層雰囲気良し。
すき焼き、というか牛鍋って雰囲気。
一階では肉の販売も。ここで買って家で食べるってなんかセレブだなー。
入り口を入ると、階段を上がって二階へ。一等地でもひろびろとした建物内。
探検したくなるけど、ここは大人としてあんまりはしゃがないように。
うーんあっちの方ものぞいて見たい、って気にさせる不思議に入り組んだ建物内。
ランチで通されたのはこちら。一応仕切りがあったり。
が、平日昼間の客層、ほとんどが中国人でした笑。
テーブル中央には電気コンロ。雰囲気あるなー。
キチーンとした卓上。うーんこれから始まる!って感じがいい。
注文したのはもちろん「すき焼きコース」7722円。
一卓に一人仲居さん?が付きます。嫌が応にも期待が高まる!
そして、御大登場!!!
見事なサシ。霜降り肉のお手本のようなルックス。赤、ピンク、白のグラデーションが美しい。
正直、普段はサシの入った肉がそんなに好きじゃないんだけど、今日は別。
ステーキは赤身が好きだけど、すき焼きはやっぱりサシが入ったトロケル肉が具合がよい。
これから、この肉に砂糖をかけて、玉子をくぐらせて、と思うとヨダレが。。。
さっそく着物を着た年配の女性が作り始めてくれます。
目の前で誰か作ってくれるのがまたいいですね。
鉄鍋に牛脂、そして砂糖をちょい焼きしていきます。
出た! すき焼きのクライマックス、特製しょうゆダレかけてジュワーー!!
この音、そしてこのあまい香り!肉がタレを吸い込んでそうなこの見た目。
この瞬間がすき焼きでは一番テンションが上がる。
ペロリと肉を食べると今度はお野菜。九条ネギやら豆腐やらさすが京都。
野菜の味も濃くてしょうゆダレと相性良し。
もう一回肉投入。こんどはサシじゃなく別の部位。これはどこだろ。
赤身の味が濃くていい感じ。
三ツ葉を乗せていただきます。甘辛しょうゆダレと合う。
香の物、ごはんも到着。うーん本当はこの玉子とタレの混合液をご飯にかけたい。
というか実際かけた。卵かけご飯にしないと男子一生の悔いが残る、と自分に言い聞かせた。
最後は真っ白なメロン、瓜で終了。
ちとお金は張るが、文明開化な雰囲気やサービスも含めると、ちょっとした文化的体験を味わえるのでいいと思います。
入る前は老舗感あるけど、仲居風店員さんは気さくでいい。サクサク進めてくれます。
「今半」に行った時もそうだけど、なんかすき焼きの名店系の店員さんて、全然気取らないよな。
「(肉が口の中で)とろけるー!」なんて言った日には、
手を動かしながら「みなさんそうおっしゃいますねー」と聞き飽きたわーって感じの受け答えが気さくで笑える。
三嶋亭 本店
〒604-8035 京都市中京区寺町三条下る
075-221-0003
定休日 水曜日
祝日の場合 振替
11月及び12月 無休
営業時間
お料理
11:30~22:30
入店 20時まで
ラストオーダー 21時
精肉販売
9:00~19:30