京都は東山、知恩院のすぐ近くに位置する「粟田山荘」。
京都の七口の一つ、粟田口の近くでもある「粟田山荘」は京都ホテルオークラの別邸。
西陣の豪商の別邸だった歴史的建物を1888年に料亭として改装し、現在に残す。
ミシュラン1つ星を8年連続取得するなどその安定感がすごい。
全ての個室から庭が眺められる作りも素晴らしく、個室のよさを存分に生かしている。
京都で結婚する際の顔合わせ場所ランキングというのがあれば、個人的には間違いなく1位。
ま、実際、使った人も多そうだし、さらに言えば、結婚式もできる。
しかも宿泊もできるので、そのまま親戚を泊まらせれば、親戚縁者も一生に思い出になりそう。
とまあ、ゴージャスな雰囲気、立ち位置の紹介はこの辺にして、ランチについて。
ランチはお手軽な粟田重6000円を予約。平日は山荘弁当5000円なんてのも。
ミニ会席は9000円〜。
ここで子供連れにありがたいのは、子供用弁当や単品なんてのもある。
というか、「子供がOKで、それなりにちゃんとした料理を食べたい!」というのが、もともとのこの店を選んだ理由。
ウェディングもしているので、子供連れの対応なんてお手の物、って感じがありがたい。
さらに全席個室なので、子供連れには最強の場所です。
お昼は二部制。12時00分〜13時30分と13時30〜15時00分。
駐車場もあり。お車の場合は事前に連絡しておきましょう。
が、この駐車場が狭い! 運転に自信がない人にはかなり脅威となるでしょう笑。
というか、粟田山荘に行く道もちょっと奥まってるのでちょっと注意が必要。
「お、ここ曲がるのか?!」とちょっと半信半疑になるような道もあったりして。
そんなちょっと隠れ家感がまたいいんですけどね。
いよいよ「粟田山荘」の門をくぐり中へ。実は予定より30分も遅れて笑。
早速部屋に通される。うん、いい。そんなに目立った何かがあるわけじゃないけど、なんか入った途端落ち着く。
子供は完全に旅館と勘違いしたらしく、「今日ここに泊まるの?」笑。
ちゃんとした料理屋さんで子供がいてもまったく周りの人に気を使わなくていいのって最高。
窓からの眺め。自然と一体となった建物がかっこいい。
隣は宴会。でもうるさいってほど音は聞こえない。こっちは子供いるしで遠慮しなくてよくてちょうどいい。
出窓っぽくなって外が見やすい配慮もいいね。
席も若干低く設定されていて、お座敷とテーブル席の間ぐらい。居心地のよさはここにもある。
お店の人も最低限の接客、というかあんまり部屋に入ってこなくてプライベート感充実。
頻繁に入ってきて、いろいろ説明されるより好きだわ。
料理の説明はもうちょっと欲しかったけど笑。
で、ランチの粟田重、登場。お重は二段、このほかに天ぷらとお椀が付きます。
お重、上の段はサラダと鮪、ホタテとイクラ、鯛のお刺身、湯葉豆腐などさっぱり系。
下の段は鯖寿司、冷製ハムとサツマイモ、粽(中身はずんだ餅系のお餅)、胡麻豆腐、だし巻き卵など。
葛餡の中に野菜が入った冷製の料理。つるんとした喉越しに生姜が利いててウマし。
ご飯は枝豆とコーンの炊き込みご飯。お椀自体、底がスノコ状になっていて蒸してある。
和風かと思いきや、うっすらバター味が付けられていて、これが意外性と共に美味かった!
こちらはあったかい系。焼いたズッキーニを添えたナスのじゃがいも?里芋?ペースト掛け。
ちょいちょい工夫を凝らしていて、なんだか和洋折衷。
天ぷら。天つゆと塩が添えられているけど、断然天つゆ。しかもじゃぶじゃぶ浸す。
カッコつけずにこの食べ方が一番うまい。
が、白米食べたいー!
お椀。さすがの味付け。薄すぎ濃すぎず。全体的には薄味なんだけどしっかり味わいがある。
柚子の風味が柑橘系の風味が暑い日にはありがたい。
最後は抹茶と甘味で。ふいー。
抹茶と小豆の水羊羹。さっぱりながら味わいしっかり。甘すぎずで上品。
甘いもの好きじゃなくても、美味しくいただけました。
粟田山荘
京都市東山区粟田口三条坊町2-15
TEL:075-561-4908
FAX:075-531-0788
E-mail:awatasanso@kyotohotel.co.jp
ご昼食 11時30分~ / ご夕食 17時30分~
予約:粟田山荘 075-561-4908
駐車場3台
駐車できる台数には限りがございますので、お車で
お越しの際は、ご連絡頂けますようお願い致します。
アクセス
市バス 5系統 三条神宮道下車 徒歩約5分
地下鉄東西線 東山駅下車 1番出口 徒歩約5分
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