京都の紅葉の名所として知られる真如堂。正しくは真正極楽寺。
平安神宮や永観堂のちょっと北に位置し、電車も近くを通ってないのでわりと行きづらい笑。
が、なかなかの紅葉の名所。行って損はない。
比叡山の阿弥陀如来を移して来たのが始まりで、982年。
国宝の運慶の発願によって書写された法華経を持つ。
近くには、幕末に会津藩の本拠地となった金戒光明寺もあり、見応えのある仏閣が揃ってます。
境内、正門に向かう途中も紅葉のオンパレード。
ちょっと夕暮れ時に行ったら、人もそんなにおらず。
超混むわけでもない。ゆったり見れていいねー。
もみじの葉のグラデーションがすごい。同じ木なのに、赤、オレンジ、黄色、緑とバラバラ。
なんでこんな風になるんだろうなー。不思議だ。
お堂とお堂をつなぐ渡り廊下と紅葉って絵になる。
ちょっとした小道も絵になる。
お堂裏の庭。ここの紅葉の絨毯がこの寺の見せ場なんだけど、この年はイマイチで。。
お堂がでかくて風格がある。
赤い紅葉と暗めの色味のお堂が合う。
真正極楽寺のシンボル、三重塔。
三重塔と紅葉。この撮り方はテッパンです。
三重塔をバックに、さらに逆光を狙うべし。すると紅葉がいい感じに光り出してくれます。
今度はお堂に上がり込んで。この高さから見る紅葉がまた絶品です。
もう一度来たくなる。今度は11月下旬のハイシーズンにちゃんと来てみよう。
もみじの木々がまずまず高いので、お堂の軒先から見ると、
視界の左右、プラス上下も紅葉で埋め尽くされて堪能感がアップする。
ここが見ごろの時期だともっとまっ赤っかな感じらしい。
それは見てみたい。
渡り廊下を渡って真正極楽寺ご自慢の枯山水の庭も見に行きます。
このあたりからちょっと枯山水ぽくなっています。
はい、こちらが「涅槃の庭」お釈迦様が横になって入滅するところを岩を使って表しています。
そして東山三十六峰の借景もさすがっす。
お釈迦様の入滅を嘆く、弟子たちが集まっているところを表現。
現物を見れば、なんとなく分かります。ぜひその目で。
超有名作庭家、重森三玲の孫にして、自身も作庭家の重森千靑(ちさを)の作品。
真如堂が財閥の三井家の菩提寺であり、その三井家の家紋が四つ目結であり、
そのデザインを庭に生かしています。
それにしても三井家の家紋が四つ目結ってなんかややこしい。。
庭のほうはいかにも重森三玲の血筋らしく、モダンというかアバンギャルドというか。。
まーなんかもはや、ハリウッドから見た日本の枯山水のセットみたいになって来ちゃってる。
真如堂(真正極楽寺)