京都の冬は寒い。が、冬の日本で一番楽しいイベントが京都にはある!
それが毎年2月2日、3日に行われる吉田神社の節分祭!!
京都の祭と言えば一に「祇園祭」、二に「葵祭」、三に「時代祭」と続くが、
正直、二と三って本当におもしろい?と思ってしまう。
雅な雰囲気や歴史を感じさせる雰囲気はあるけど、さっぱりおもしろくない笑。
が、こと吉田神社の節分祭はちゃんと祭!
何が楽しいって、冬の夜、どんだけ寒いんだよ!と思わずにいられないぐらい寒い中、
出店、露店がハンパなく立ち並ぶ。その数、約800店!!
例年、50万人が参拝します。
京都の有名店がこの日のためだけに出店し、かつ、限定メニューで勝負!
京都伏見の酒どころが、新酒を出す。
日本酒を飲みながら、露店の間をそぞろ歩き、ほろ酔いの中、露店のツマミを選ぶ。
最高に楽しい!
おそらく日本の冬のお祭りとして、最高ランクのたのしさでしょう。
日本の冬、いいお祭り、イベントってなかなかないじゃないですか。
基本、夏に偏るので。
そんな中、実は京都で日本の冬最アツのお祭りが行われてるって意外ですよね。
京都の冬の旅、超オススメの理由がここにある!
最寄駅は「出町柳」駅か。それにしても徒歩20分ぐらいはある。
タクシーで最寄まで行くのがベスト。
と、とは言え、人ゴミ、露店で吉田神社前までは当然行けず。
東一条通りと東大路通の交わるあたりまで行けたら御の字です。
というか、そこから露店がスタートします。
やっと吉田神社の最初の鳥居まで来ました。
このあたりからいよいよ本格的に混んで来ました。
子供連れの方は子供と手を離さないでください笑。
もうこのあたりから、子供が大好きな射撃やら金魚すくい、くじ引きなど、
ちょっと目を離したら、子供がささーっと吸い寄せられてしまう露店がたくさんです。
こんな真冬でも露店がわんさか。
このあたりでも吉田神社まではまだまだ、10分ぐらいあります。
道がどんどん混んできます。
初詣か?ってぐらい混んでおります。
これが夏祭りだったら、暑いよーっとずっと言ってそうですが、冬なので逆に人混みがなんかいい!
お好み焼き串?みたいな不思議な出店、露店がたくさん。
そりゃ800店が出店してますからね。いくらでも初めて見る屋台が出ております。
これを見て歩くだけでも楽しい。
定番のチョコバナナも独自の進化を遂げて、不思議な生き物みたいになっております。
昔懐かしのピンボールも。子供は楽しんでおりました。
冬の夜に出歩いていい、しかもおもちゃで遊んでいいって子供は天国。
秋田小町使用! の肉巻棒。こんなのもあるんだ。
さて、どれにしようかな。と思案してる中、大阪名物のどて焼き。
こりゃ豪快だわ笑。なんだか別の食べ物に見えて来た。
ネギたっぷり乗せて。日本酒とも合う。
即席の飲み屋状態。
吉田神社のありがたいところは、京都の地酒が出店を出してるところ。
新酒です! なので白く濁った日本酒や発泡日本酒など種類も豊富なのがいい。
こりゃ、いろいろ飲んでるうちに、寒さも忘れて酔っ払ってしまいます。
第二鳥居。ここでストップ!
湯豆腐の名店「南禅寺 順正」が出店を出しています!
節分祭限定バーションの湯豆腐をぜひ!
この階段を登ればやっと本殿です。
本殿付近の境内に行くと、たくさんの景品が?
というのも、福豆を買うと、これが実は番号が書いてあって、
宝くじ方式で後で当たり番号が決まり、その番号の景品が当たるというもの。
福豆もおいしいし、まさに一石二鳥のたのしさ。
本殿もすごい人です。
ここで終わりじゃなく、ここからさらに山を登って行くと、これまたすごい人ゴミ。
道も細くなり、登り坂も急に。なのに露店はさらに増えて行く。。
軽いトランス状態になってもおかしくない雰囲気。
途中、お菓子の神様の社もあったりで、なんでもござれなフェスティバル感。
で、さらにさらに登って行くとー。
なんと節分祭とお正月の三が日の時だけ、参拝可能な場所があります!
それが大元宮。なんと日本全国、八百万の神々を祀っており、
これ以上ないありがたい場所。
そこにこんな酔っ払い状態でお参りさせてもらえるなんて笑。
六角堂はたまに聞くが、ここは八角堂。これは珍しい。
パワースポット感ありますね。
京の冬の旅、このお祭りはマジでオススメです。
実は2日は午後6時から追儺式と呼ばれる鬼が登場しての儀式、
3日は午後11時から火炉祭という豪快な炎の儀式があったりと、
見尽くそうと思うとさらに色々なイベントがあるのが吉田神社の節分祭。
まだまだ奥の深いイベントです。
吉田神社 節分祭
京都市左京区吉田神楽岡町30番地
075-771-3788