京都の夏のお祭り、祇園祭り。
祇園祭の時だけ、限定メニューを出す店がたくさんあります。
その中でも選りすぐりのメニューを3つご紹介します!
まずは「しみだれ豚まん」500円。
「膳處漢ぽっちり」という中華屋さんが祇園祭の時だけ出す人気メニュー。
京都人の間では、祇園祭の限定メニューとして、一番手に名前が上がるグルメです。
場所は「霰天神山(あられてんじんやま)」の目の前です。
レトロな洋館をリノベーションした豪華な作りの中華。
当然、行列必至。暗くなると30分は覚悟ですが、
まだ日がある夕方18時台に行けばそんなに並ばずに済みます。
まずは超有名祇園祭限定グルメなので、「しみだれ豚まん」をまず最初にゲットするのをオススメします。
はい、こちらが「しみだれ豚まん」。その名のごとく、タレがめっちゃシミてます。
豚まん一つに500円って、とお思いになるかもしれませんが、これがまたデカイ。
まずは腹ごなしとしてちょうどいい量です。
売り子の店員さんたちが話しかけてくる会話は、もはや名物と言えるほど軽妙洒脱。
気さくなトークが気持ちをたかぶらせてくれます。
毎年来てる身としては、あー祇園祭り始まったなーと思ってしまう。
パッケージも雰囲気ある。
実は極コーポレーション。雰囲気作り、演出のウマさに舌を巻く。
ガブリとかぶりつくと中はこんな感じ。
デカイ。ビッグマックみたいだ。
中には全然刻み込んでない野菜、そのまま。
そして8割方がタレのシミこんだ豚肉です。
肉汁ジュワ〜。美味いです!
祇園祭と言っても7月にほぼまるまる一ヶ月行われている。
祇園祭限定グルメが売られているのは、だいたい、
その中の前祭り、後祭のそれぞれ宵山、宵々山、宵々々山なのでご注意を。
いわゆる山鉾が街中に溢れている時ですね。
というわけで山鉾もしっかり見ながら祭りを楽しみましょう。
日も沈み始めたあたりで次の祇園祭限定グルメに向かいます。
祇園祭限定グルメ、その2は「はもカツバーガー」。
これは食べておかないと!
場所は「放下鉾(ほうかほこ)」のすぐ横。
祇園祭は別名「ハモ祭り」。鱧が一番美味しい時期に行われる祭りだからです。
料亭では鱧を食べながら祭囃子を聞く、なんてのが行われてるワケですよ。
庶民だって負けてられん、というわけでかなり安い「はもカツバーガー」。
こちらも1個500円。「酒菜食房いち」という和食屋さんによる限定メニュー。
京都の有名料亭「たん熊」で修行されたご主人考案ですから、筋金入り。
ハモカツとタルタルソースが濃厚な一品。
「京都行って祇園祭見て鱧食べてきたよ」と旅行から戻ったら同僚に言ってやりましょう。
ほぼ100パーセント、「いいな〜」という答えが帰ってきます。
完全に夜になりました。提灯がきれいですね。
ビールやらワインやら、サングリアやら、ドリンクの露店もたくさんあるのが嬉しい祇園祭。
まばゆい提灯の明かりに照らされながら、飲みながら街を練り歩くのは最高です。
そこの限定絶品グルメが加わってヤバイです。
普段、なかなか中が見れない町家の中も、この日は特別。
各家庭、自慢の家宝を町家の中にディスプレイします。
お腹、まだ大丈夫ですか? それではラスト行きますか。
祇園祭限定グルメ3選、最後は「フォワグラオムレツ」。
京都の街中でも人気のイタリアン「ベジバル」が出す限定メニューです。
「大船鉾」の目と鼻の先にあります。
和食ではありませんが、高級食材フォワグラを使うあたり、いかにも京都らしいですねー。
これまた500円。ものすごい人だから、ワンコインが楽なんでしょうね。
手慣れた手つきで、フワッフワのオムレツを目の前で焼いてくれます。
高級食材フォワグラを使った露店ってすごすぎです。
が、めちゃくちゃ暑いので、イタリアン、というよりは料理人の汗を見てるともはや中華の料理人。
いやーすごいペースだ。
ソースもケチャップとかじゃないよ?
デミグラスソースですよ!
フワッふわのトロっとろです。間違いないです。
これらの限定メニューを食べるだけでも、行く価値のある祇園祭。
今年も楽しみになってきたなー!
膳處漢ぽっちり
京都府京都市中京区天神山町283-2
075-257-5766