【祇園祭】① ”祇園祭”ってなに?どんなお祭り?見どころ、おすすめは?
東京の神田祭、大阪の天神祭と並んで日本三大祭りの一つ、「祇園祭」。
まさに京都の夏の風物詩。この祭りが来ると、いよいよ本格的に夏が来るなーと京都の人は思うそうです。
また、別名・ハモ祭と呼ばれ、ハモが美味しい季節を告げるお祭でもあります。
八坂神社の祭礼で、八坂神社の紋がキュウリの輪切りに似ていることから、祇園祭のある1カ月の間、
キュウリを食べない京都人がいるほど、京都の人たちから愛されているお祭りナリ。
とまあ、とにかくトリビアに事欠かないお祭りですが、まずは歴史から。
1100年ほど前に日本全国六十六州と同じ数の鉾を立て、祇園御霊会を行ったのが始まりだそう。
応仁の乱の時、京の街が荒れ果てた時も、京都の町人たちが祇園祭を復活させた、というから、
昔から京都の市井の人から愛着があったようです。
次に概要。
7月に入ると、なんだかんだで約1カ月に渡って行われる。しかも京都の街のど真ん中で。
というわけで、毎日、京都の町中がお祭り気分でどこか浮き足立ってるような雰囲気。
まーこの雰囲気が一番祭っぽくていい。毎晩飲み歩いてもいいような雰囲気。
次、お祭りのハイライトは、
①前祭(さきまつり) 宵山 毎年 7月14日〜16日
②前祭の山鉾巡行 毎年 7月17日
③後祭(あとまつり) 宵山 7月21〜23日
④後祭の山鉾巡行 毎年 7月24日
の4つ。
①前祭の宵山は、各町内の山鉾巡行する山鉾のお披露目大会。
夕暮れ時から夜にかけて、京都の街のあちこちに山鉾が出現。
提灯がたくさん、出店もたくさん、一番にぎやか。この京都の街全体を使ってる感じがいい。
山鉾を見ながら飲み歩き、買い食い、が醍醐味。
それともう一つ。京都の旧家や豪商の家が、代々の宝物を見せびらかす「屏風祭」なるものも同時開催。
普段は見られない人ん家を覗き込んで、掛け軸やら屏風やらを見ることができます。
7月16日を宵山、宵山前日、7月15日を宵々山、前々日、7月14日を宵々々山と呼びます。
この三日間イチバンのオススメです!
②山鉾巡行は、日中で道路を封鎖して、山鉾が京都市内を巡行する。
祭としてはここがメインなんだろうけど、まー見てるだけだし。
③後祭宵山は、前祭の山鉾と別の町内の山鉾のお披露目。前祭よりちょっと数減ります。
④後祭巡行は、前祭巡行と似た感じ。
ま、というわけで、一番のオススメは①の前祭宵山。
夏の暑い夜をビール片手に汗だくになって練り歩く、これぞ祇園祭の楽しみ方でしょう。
もうちょっと詳細は「京都人に教わったおすすめの楽しみ方」に続く。