京都で神社と言ったら、まず筆頭に来るのが「下鴨神社」。
本殿は国宝、神社は世界遺産。
紀元前90年に修造が行われた記述があるというとんでもない歴史。
つまり、2100年以上前からあった。ほんとかな。。
下鴨神社のお祭り、「葵祭」は紀元後544年から始まったとされてるから、こちらも途方もない話。
祭神は、
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) 西殿
玉依媛命 (たまよりひめのみこと) 東殿
賀茂健角身命は、古代の京都をひらかれた神。
でその娘、玉依媛命は鴨川で禊をしていたところ、一本の矢が流れてきて、それを持ち帰ったら男神になった。
その人と結婚して生まれた子供が「賀茂別雷大神」。「上賀茂神社」のご祭神。
つまり、「下鴨神社」はおじいさんとお母さん、「上賀茂神社」は子供という関係。
なんとなく名前が似ているのがわかりましたね。
要は超セレブ一家のお墓って感じなのかも。
そんなわけで、「下鴨神社」は縁結び、子育てのご利益があるとのこと。
当然、結婚式、ウエディングも多い。
で、下鴨神社の観光案内。
場所は「出町柳駅」下車徒歩3分。アクセスいいっす。
車で来ても駐車場完備。こちらも広くて入れやすい。初詣の時はすぐ満車になっちゃうけど。
賀茂川と高野川が合流する三角州の先端のほうにあります(さらに先端はいわゆる「鴨川デルタ」)。
なので、川に挟まれた神聖な空間って感じがしていい。
さらに、その間にある「糺ノ森」がまたいい。
ここを歩いていると、体が清められていくような気分に。
京都人はよく、「あそこは空気が違う」なんて言ったりして、京都人からのリスペクトもハンパないです。
かく言う自分も「下鴨神社」が好きなのは「糺ノ森」があるから。
街中からちょっと離れただけでこの森。しかも原生林。
やっぱり木々がやわらかいというか、造園とは違う大自然、神秘的な雰囲気があります。
パワースポットと言われるのも納得。だって気持ちいいもん。
和歌にもおおく読まれた「潮見の小川」が流れている。
この小川、特に隔てる柵もなく、人間が歩く高さとほとんど変わらないのがいい。
なんでまた、こんないい感じに小川が流れちゃってるんだろう。川の流れの速さやサイズ感が絶妙すぎる。
葵祭では馬がパカラパカラと疾走するし、夏の古本市では古本屋が並ぶしで、結構イベントスペースになる森でもある。
世界遺産で、神聖な神社の参道で原生林なのに、イベント会場になる森、ここだけなんじゃないか。
で、やっと見えてきました。鳥居。森の中の神社ってのもいいよね。
途中、国家に歌われる「さざれ石」なんてのも。
で、どーーん!
自分がガイドだったら「写真、撮らなくて大丈夫ですか?」と言いたくなるほどのインスタ映え。
朱色と萌黄色って本当にいいバランス。イチゴやトマトを思い出してしまう。つまりきれいってこと。
中に入ると一気にシブい色味に。
舞殿、拝殿などたくさんの社があります。神社の社って意味合いがよくわからん。
もうちょっと説明してくれてもいいもんなんだが。
白砂がかっこいいっす。
こっちは禊ぎ系の行事に使われる小川。
こちらは本殿。国宝です。
というか、その奥が本殿かな。普通の参拝ではここまでが限度。
もう一つ、お参りしておきたいのが十二支の社。
これは絶対自分の干支の神社をお参りするでしょう。
夕暮れ時もかっこいい。また来ます!
下鴨神社
京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:075-781-0010
定 休 日:なし
開閉門 時間:6:30~17:00