京都は洛北、岩倉の住宅地の中にある、知る人ぞ知るうつわのお店「HOTOKI」。
うつわを買う(食器屋さん)、使う(カフェ)、作る(陶芸教室)が1つになったお店です。
国際会館駅から徒歩だと10分くらい。
国際会館からバスで「京都産業大学行き」「市原行き」の乗って「岩倉操車場前」下車だと徒歩3分。
木のやさしい風合いを生かした店内。
こちらが「うつわを買う」エリア。どのお皿も「ザ・京都」ってわけではなく、
むしろボーダレスな感じ。それだけに使いやすそう。
シンプルな中にもあたたかみのあるうつわが多いです。
なかなか挑戦的なうつわもそこかしこに。
子供が書いた絵をそのまま具現化してみました、みたいな器も(あくまで本人、個人の感想です)。
全体的にはシンプルです。北欧っぽいのがあったり、沖縄のやちむんぽいのがあったり。
いずれにせよ、今の流行をおさえてるなーっていう印象。
岩倉の地にはちょっと不釣り合いなくらいセンスいい笑。
こちらがカフェコーナー。どうですか、完全に岩倉らしくないでしょう?笑
全然、京都のセンターでもやってけそうなおしゃれさです。
が、それをあえて自然豊かな岩倉でやっていく、っていうのがもう一段上のおしゃれなんでしょう。
うーんこだわりが強いのはわかるし、ありがたいけど、ちゃんとやっていけるかな、
と不安を抱きつつ、HPを見ると、東京や大阪など、いろいろな食器屋さん、雑貨屋さんで、
「HOTOKI」のうつわを扱っているんですね。
なんだー。ちゃんとビジネスしてるじゃないですか。じゃー大丈夫か。
よかった、この理想的でおしゃれなスタンス、ずっと続けてください。
もちろんカフェで出される器は「HOTOKI」で作られたもの。
ここがコンセプトの「うつわを使う」のパートですね。
実際に、手で触って使用してみて、よければ買ってください、というスタンスですね。
まさにシナジー効果が期待できます。
二階のカフェスペースから下を覗くとそこは陶芸教室。
陽光が差し込み、明るい工房ではろくろを回しながら実際に作っております。
これは楽しそう。
ってことで実際にやってみる。
作りたい形(お茶碗や湯のみなど)、を決めプロの指導のもと作り始めます。
小さい子供でも、先生がきっちり付いてくれるので上手にできてしまう。
子供はものすごい楽しかったご様子。
普段、何気なく使ってる器を自分が作った!って感動が顔に書いてある。
大人も楽しい。土をいじったりするとなんかリラックス。
そして目の前で物質が文字通り形作られていくのはなんとも楽しい。
だいたい15分くらいで、一人2皿の器が作れます。
うつわの形ができたら、釉の色を決め、あとはお任せ。
窯で焼いてもらい、完成までは3週間ほどかかります。
そしてできあがったのがこちら!
おお、普通にお店で売られているお皿みたいだ!!
利休好みの黒茶碗。安土桃山文化を色濃く反映した楽茶碗系にしてみました。
初めてにしては納得の出来栄え。
たぶん、先生がいい感じにガイドしてくれてたんでしょうね笑。
HOTOKI
京都府京都市左京区岩倉西五田町17-2
075-781-1353
10時-19時 定休日/ 水曜日