「白沙村荘 橋本関雪博物館」のヴァーチャルツアーその2です。
前回は「白沙村荘」、今回は「橋本関雪博物館」です。
庭や建物で十分その美意識の高さを感じましたが、実際にどんな絵を描いていたのか、見ていきましょう。
大正、昭和の世界から一気に現代に戻ったかのようなモダンなエントランス。
活けられたお花もいい感じ。
こじんまりとしながら開放感のあるいい博物館です。
ここもなんだか貸切気分でいい。
古美術収集家だけにいろいろな展示があります。
なんか教科書で見たことあるような壺。アレキサンダー大王とかそんな時代の雰囲気。
あーなるほど、こういう感じの画風なんですね。
繊細なタッチの日本画です。
こちらのタイトルは「琵琶行」。
中国の詩人、白居易の詩がモチーフだそうです。
こちらは戦争の絵です。
この間NHKオンデマンドで司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」を見たばかり。
この兵士の服装は日露戦争っぽいのですが合ってるんでしょうか笑。
橋本関雪自身、日露戦争に従軍したそうなのでその時のことを思い出しながら描いたんでしょうか。
すみません、資料がありません笑。
ぜひ実際に行ってご確認を!
博物館の二階も気持ちいい。
ここでしばらく休憩してしまった。
大文字山が真正面に。
これで個人宅ってずるいよなー。
あんまり橋本さんの作品を見せるのも気がひけるので、美術品コレクションのほうを。
この木造もおもしろい。
屏風も多いですねー。
近代の正統派の日本画って感じですね。
動物画も多く残した橋本さん。
こちらのコーナーでは動物のスケッチも。
こうやって描いて行くんだなあ。
橋本さんの代表作に「玄猿」というのがあるそうです。
昭和天皇が褒めたとのことで、橋本さんがまさかの猿の絵を封印! なんで!?
その後、猿の絵を描いてくれーというお客さんの声を全く聞かなかったという。。
というわけで、猿の絵のスケッチもちょっと感慨深いものがあります。
なんとなく表情があってマンガっぽい? 鳥獣戯画にも似てるような。
美術、庭園、建物けっこうゆったり日本文化を堪能できるので「白沙村荘 橋本関雪博物館」はオススメです。
白沙村荘 橋本関雪記念館
京都市左京区浄土寺石橋町37
075-751-0446