【お辯當箱博物館】世界で京都だけのお弁当箱の博物館





京都にはヘンテコな博物館がけっこうある。ヘンテコ、というとちょっと語弊があるかもだけど、

「世界広しと言えど、そんなものを集めて博物館になり得るの?」と思ってしまう博物館。

その一つが「お辯當箱博物館」。まず読めないですよね?

現代の漢字にすると「お弁当箱博物館」です。

これが行ってみてびっくり、ちょっといい感じのクオリティでした。

半兵衛麩

場所は「清水五条駅」から徒歩1分。

弁慶と牛若丸で有名な五条大橋の目の前、お麩の老舗「半兵衛麩」本店の2階にあります。

本店の建物は京都タワーを設計した棚橋諒氏も携わってます。

半兵衛麩17

京都といえば町家というイメージですが、案外、明治大正期のモダンな西洋風の建物が残ってるのもいいところ。

岩のワイルドな風合いを残した壁がかっこいい。

半兵衛麩14

一階は「半兵衛麩」の商品のディスプレイ、お土産屋さんでもあります。

半兵衛麩12

京麩の名店ですから、生麩や焼き麩、なんでもあり。

ある意味一階はお麩の博物館です。

京都土産にお麩はヘルシーだし、かなりいいと思います。

半兵衛麩16

それにしても贅沢な造りですねー。

このスペースは休憩所なんでしょうね。

絨毯はおそらく和製高級絨毯の鍋島段通。

半兵衛麩24

さて、二階に行ってみましょう。

全然人がいません。

さすがにお弁当箱はマニアックなジャンルのようです。

半兵衛麩8

うーんやっぱり昔のお弁当箱、ゴージャス。

庶民は笹の葉に巻いたり、ですもんね。

半兵衛麩6

飾りも豪華ですが、その細工も豪華。

ここがこう開いて、その中に棚が並んで、ってものすごい複雑。

さすが日本人笑。

一体何品おかずが入るんでしょうか。

半兵衛麩5

こっちは竹籠のお弁当箱。

なんとなくちょっと庶民派。とはいえ旦那衆とかが使ったんでしょうかねー。

下の段にザルの取皿も。

ピクニックでこんなの持ってきたらかっこ良すぎる。

昔の日本人は今よりもっと野や山、川や海での食事を楽しんでいたんでしょう。

現代には公園があるけれど、やっぱりそれは作られたもので、

自然とダイレクトにつながっていた昔の日本人がうらやましい。

半兵衛麩3

こちらは「陣中弁当」。戦の時のお弁当箱ってことかな。

確かに現代の大工さんとか、肉体系のお仕事をされてる方のお弁当箱に似ている笑。

質実剛健、頑丈そう。

ちゃんと仕切りもあって現代でも通用しそうなデザインです。

半兵衛麩7

当時の水筒、ならぬ茶釜です。

もう野点しちゃうんでしょうね。

さすが風流。

それにしても重そうだなー。絶対従者が持っていくんだろうな。

半兵衛麩23

論語の和本? お弁当から若干離れた展示品もあります。

とまあ、一階がお麩の博物館で二階がお弁当箱博物館と、まるでお重のお弁当箱のような建物でしたー。

 

お辯當箱博物館
京都市東山区問屋町通五条下る上人町433
075-525-0008
0120-49-0008
9:00~17:00(定休日:水曜日)

 


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