京都嵐山と言えば観光地のメッカ。さらに観光客がごった返す日本一有名な竹林の奥にあるのが、
日本一大金持ちだったんじゃないかと思うほど、ゴージャスな山荘が「大河内山荘」。
いやはや本当にすごいです。これが個人の所有物!?って感じです。
京福電鉄嵐山線の「嵐山駅」から歩くこと15分くらい。
日本一の竹林を奥へ奥へと歩いていきます。
それにしても本当に外国人観光客が増えたなーと一番思うスポットかも。
見たこともない楽器を奏でるストリートパフォーマーも現れたりして、だいぶ観光地感あるなー。
けっこういい音色でした。
竹林を抜け、ちょっと広い場所に着くとそこが「大河内山荘」。
入り口の前には外国人観光客軍団が一息付いてます。
が、誰も「大河内山荘」に入っていこうとはしません。
まーなんだかよくわかんないもんなー。
「大河内山荘」は、映画俳優の大河内伝次郎(1898~1962)が作った山荘。
30過ぎから山荘を作り始め、30年以上かけて作り上げた。
そう、個人の山荘です。マジかっ!! すげーー。
しかも30過ぎでこれだけの場所に、これだけの土地を買うって、相当の大スターですね。
さらに、その造園の美的センスがすごい。
時代劇スターで、太秦の撮影所に通う間にコツコツ理想の山荘を作り上げて行ったんだろうな。
相当の凝り性でもあるようです。
大河内さんが晩年を過ごした大乗閣。ここに住むかー。
日本の伝統的な建築、寝殿造りと書院造りをミックスしたかのような独特のフォルム。
こだわりがハンパないです。当時、「CASA BRUTUS」があれば確実に表紙ですね。
紅葉の時も相当きれいなようです。
とにかく庭がすばらしい。苔のじゅうたんがきれいです。
草木の生い茂った細道を抜けると現れる庭、その視覚効果もドラマチックです。
よく計算されてます。
緑のシャワーを浴びてるような居心地のいい空間。
ものすごい広い敷地だけど、ずっとここに引きこもりしたくなる。
そんなお庭の奥にあるのが茶室。ヤバイでしょ。この配置。
こんなところにお呼ばれされて、一服いただきたいものです。
茶室内部もわびさびが迸ってます。
利休好み、細川忠興とか好きそうな感じ。
光がよく当たってるところから、当たってないところまで緑のグラデーションがすばらしい。
緑の桃源郷ですなー。
と、けっこう広いので後半へ続く。
大河内山荘庭園
京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8
075-872-2233
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