もう京都のアート巡りなら外せない観光スポットが「河井寛次郎記念館」。
日用の美の追求した「民藝」運動にも参加した京都の陶芸家の記念館です。
同じく京都で陶芸家と言えば北大路魯山人を思い出しますが、あんまり交流はなかったのかな。
書も書くとあって、作風もちょっと似てるところもあるけど。
まー魯山人よりは作風は奔放な感じです。
「河井寛次郎記念館」への行き方は、京都駅から市バス206番系統で「馬町」下車、徒歩1分。
電車なら清水五条駅から徒歩10分ほど。
五条通りの車がワンワン通る大通りから一本入っていくと、急に民家がひしめき合い、
そんな中にひっそりと溶け込んでおります。
一見すると昔ながらの民家。
が、もう少し注意深く見てみると、その調度品一つ一つが、一癖も二癖もある不思議な空間。
階段横には「ペッパーくん」を彷彿とさせる不思議な女の子の置物。
手の感じや首の傾げ方はもはやロボット感あります。
異常なほどのイボイボがついた鉄瓶、というか囲炉裏のまわりがフローリングで椅子ってのもおもしろい。
一棟貸しで一泊してみたい。
木の風合いがいい感じの椅子。
ちょっと腰掛けたくなる。
囲炉裏の反対側には畳。椅子がいい人、畳がいい人、選べるのがいい。
この囲炉裏を囲んで飲み会したらさぞいいでしょうね。
一つ一つ風合いが違う椅子。
河井さんが作ったものと集めたものが混在してます。
囲炉裏もあればストーブもあります。
ストーブなのに灯篭のようなデザイン。遊び心がすごい。
さて、河井寛次郎さんに付いて説明を。
1890年、島根県に生まれる。京都の清水で住居と窯を譲り受け、陶芸家としてスタート。
師弟制度が強い陶工の世界で、師を持たず、独自の陶芸の道を突き進みます。
日用品の美に見せられ、柳宗理、バーナード・リーチ、黒田辰秋らと共に民藝運動に関わるようになる。
その後も、自由奔放な作風で傑作を次々と世に出していく。
陶芸以外にも、書や詩、デザイン、随筆などマルチに活躍。
「美味しんぼ」の海原雄山ぽさもあります。
古さと新しさが邂逅する場所。
次回ははさらに「河井寛次郎記念館」を探訪します。
河井寬次郎記念館
京都市東山区五条坂鐘鋳町569
075-561-3585
月曜休館
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