家族で京都旅行、子供もいるけどちゃんとした本格和食を堪能したい、という方にオススメなのが「余志屋」です。
料亭のようなコースではなく、一品一品頼める割烹スタイルなので、好きなものを食べられるのもおすすめの理由。
そんな「余志屋」の予約の仕方、行き方、おすすめメニューを紹介します。
予約は電話で、2週間くらい前までにしておくのがよいでしょう。
その時、家族連れであることを伝えておくと、個室を用意してくれる可能性が高いので忘れずに。
家族でカウンター、隣は酔っぱらい気味のおじさん、なんて最悪ですから笑。
場所は京都は先斗町。細い路地に風情ある飲み屋が連なる繁華街は日本広しと言えどここだけ。
「余志屋」はそんな「余志屋」への行き方は祇園四条駅、河原町、三条駅からそれぞれ徒歩8分くらい。
にぎやかな先斗町の通りから1本路地に入ったところに「余志屋」はあります。
いきなり雰囲気出てきます。
家族連れならお父さん的に、家族連れてって大丈夫か?的な気持ちもよぎるくらい、いい雰囲気です。
一階はカウンターで、大将と女将さんがキビキビと、でも朗らかに挨拶してくれます。
常連さんぽい人達も多そうですが、そうでない人もたくさん。和気あいあいないいお店の雰囲気。
ここで飲みたいなーと思いつつ、本日は家族なので2階へ。
2階は個室。これはありがたい。
さて、料理はおまかせもありますが、基本はアラカルトです。
突き出しはこの店の名物、茄子の胡麻だれ。
店のレベル、風格を示すかのような一品。あーやさしい。あーお酒飲みたくなる。
あれば必ず注文する「きずし」。関東でいう〆鯖ですね。
といっても〆具合が全然違くてレア寄りなのが「きずし」の特徴。
「余志屋」のきずしは端正な味わい、すっきりとお刺身のような酢の物のようなスタンスです。
添えられたキュウリにも包丁めちゃくちゃ入ってて芸が細かい。抜かりないですねー。
本日、家族連れなのでちゃんと唐揚げ的なメニューもあるのがありがたい。
育ち盛りの子供もまー唐揚げがあれば特に文句ありません笑。
大人チームはしっかりこの時期、鱧の落としに舌鼓。
東京ではなかなか出す店がないので、東京の人間にはもはや珍味。ありがたい。
もちろん子供も特になんのありがたみもなく、口の中に放り込んで行きます。
やっぱり美味いものは大人も子供も関係ないっすね。
子供用にふわふわ卵焼きも、大根おろしを添えて大人もお酒のお供に。
ふわふわで出汁が効いてて美味い。
グジの塩焼き。グジとは京都の甘鯛の呼び方。
ぷりぷりの身が絶品。塩焼きくらい単純な調理法が好き。
パリパリになった鱗焼きが美味い。
〆のご飯は「余志屋」の名物、釜飯。
いろいろなトッピングがありますが今回はデフォルトの釜飯にしました。
蓋を開けるとふわっと湯気が立ち上る。鮮やかな錦糸卵が美しい。
米はつやつや。食べるとホクホク。
出汁が香る釜飯は商い美味さ。いくらでも食べられる。
もし他のメニューのすべての料理が不味くても、最後にコレ出されたら全部オッケーにしちゃいそうです。
最後は黒糖シャーベットで濃厚ながらスッキリと。
いやー美味しかった。
家族連れでもここまで本格派の京料理を食べられるのはありがたい。
しかもおまかせではなく、一品一品頼めるので、自分の食べたいものだけをピンポイントで食べられるのもいい。
お値段も家族で行って、飲みは少なめで1万5千円くらい。これなら納得です。
使い勝手いいなー。友達や両親、食通な人、どんな人にもおすすめできる良店です。
「余志屋」
京都府京都市中京区先斗町通三条下ル材木町188
075-221-5115