平安時代の西暦1000年、長保2年の創業。1022年の歴史を持つスイーツのお店。
「一文字屋和輔」を略して「一和」と呼ぶことが多いです。
千年以上の歴史って、もう気が遠くなるような老舗ですねー。
今宮神社の門前で、あぶり餅をふるまったのが始まり。
というわけで、今宮神社の門前の雰囲気のいい通りにあります。
時代劇のロケでもよく使われるのも納得です。
と、有名なのが「一和」と真向かいにもあぶり餅を売る「かざりや」があります。
こっちも創業400年という老舗。もうなんか老舗の感覚がマヒしてきます。。
さすがの雰囲気。時代劇のセットみたいです。
旅のお侍さんが座ってても全然不自然じゃない。
むしろ現代人の西洋の服装の方が不自然笑。
暖簾がまたシブい。建物自体は江戸時代と大正時代のものらしいです。
そ、それにしても全然古い。
平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、明治、大正、昭和、平成って、
どんだけ老舗だよ、って感じです。
そしてこちらがあぶり餅。の炙る前。
駄菓子屋さんにありそう。
これを店先で炭で炙る。これはいいパフォーマンス。
餅が焼かれる匂いが食欲をそそります。
炙るところのみならず、餅にきな粉をまぶすところ、白味噌のタレにつけるところなど、
全面的に作業過程を店先で見せてます。
女性の従業員しかやってません。店としてのスタイルなんでしょう。
店内も時代劇風。どこもかしこも絵になる。
店内に松の木、井戸があったりで、なかなか楽しい店内。
自由闊達な建築だなー。
お茶屋さんらしく軒先もあれば、奥にはお座敷もあります。
あぶり餅一品のみ、でこの広さ、この繁盛ぶりはすごい。
もはやそこそこの和食を出すお店並みにゴージャス。
二階席に通されました。
ぬおーこれはこれでいい雰囲気!!
窓の向こうの「かざりや」の借景もいい。行列もすごいんだけど。
はい、こちらが1000年スイーツ、あぶり餅。
まあ、歴史があるけど、そんなに美味しいってわけじゃないんでしょ?と思った方、
気持ちわかります。が、これ、美味しいっ!!!
お焦げの焼き味、やわらかいおもちもいいんだけど、とにかくこのタレが美味い。
白味噌ときな粉の素朴な甘さが実にいい。
あーこれはここでしか食べられんわ。
そんなに難しい調理でもなさそうなのに、なんでこんなに他でみないんだろう。
世の中にみたらし団子は溢れてるのに、あぶり餅は見ないのはなぜ?
こんなに美味しいのに。
VHSとベータで、VHSが世界標準になってしまって、ベータが廃れてしまったような気分。
ちょっと違うか。
一文字屋和輔
603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町69
10時00分~17時00分
075-492-6852