京都は祇園、花見小路は人だらけ、八坂神社に向かう人で通りはいっぱい、ととにかくいつも大混雑。
はー疲れた、もう観光客がいないようなそれでいてせせこましくなくて、静かなカフェで休みたい!
そんな時に重宝しているとっておきの穴場、隠れ家カフェをこっそり教えてしまいましょう!
その名はズバリ「ぎおん石 喫茶室」。もうタイトルに入れちゃいましたからね。
もったいぶっても仕方ありません。
目印はこの不思議なビル。京都漢字ミュージアムの隣です。
祇園四条駅からは徒歩5分くらい。目の前は四条通りという超祇園ど真ん中です。
なのに穴場っていいでしょう?
ほんと祇園には似つかわしくない不思議な形のビルだなー。
おそらく建てた当時は相当反発があったんじゃないでしょうか。
三澤建設設計事務所設計。1969年竣工だそうです。
上を見るとほんと凝ってるなー。
ビルの表面も見たことのない質感の石。
おもしろいなー。
入り口はこんな感じです。
そう宝石を売っているビルなんです。なので観光客はおろか、京都人だって入りづらい!笑
「いらっしゃいませ」なんて言われたら、ドキッとしちゃうじゃないですか。
ここに精神的なバリアがあるため、祇園ど真ん中で穴場カフェであり続けられるというワケです。
入り方としては、一階のエントランス、自動ドアが「ウィーン」と開いたら、
目の前には目が眩みそうな宝石の数々、そこへすかさず「いらっしゃいませ」と店員さんに声をかけられますが、
「はいはい、いつもありがとうございますねー」って顔しながら軽く会釈、
まっすぐ2階へのエレベータに向かう、というのがいいでしょう。
はい、なんとか精神的バリアをくぐり抜けた勇者のみなさま、おめでとうございます。
エレベータで二階へ上がるとそこは階下の祇園の喧騒がウソのような静かで落ち着いた空間。
レトロでハイクラスな雰囲気。いいですねー。
テーブルも凝ってるなー。
これはなんですか、鉄?錫?銅?ステンレス?とにかくかっこええ。
ホテルのロビーのようなラグジュアリー感。
ソファもふっかふか。ピッグスキンぽいソファは絶対にコーヒーこぼせません。
お客さんもほとんどいないので、店員さんも基本お客さんほったらかし。
注文を取りに来る時とドリンクを持って来る時以外、どこかに消えてしまいます。
なんだか絵本の中にいるかのような。
石だけじゃなくいろいろな素材で構成されています。
木の柱を斜めに張り巡らせたコーナーはなんとなく船の中にいるような錯覚を起こし不思議な気分に。
全然人もいなくてリラックスできる。
これはありがたい。
2時間くらい読書したい。
京都の穴場のカフェ、ついに教えちゃいました。
ま、知ってる人は知ってるし。
いずれにせよおすすめなので、祇園でちょっと歩き疲れたって時の選択肢の一つにどうぞ。
ぎおん石 喫茶室
京都府京都市東山区祇園町南側555
075-561-2458