京都のイタリアンの中でも屈指の洗練された味を提供するお店。
と言うと、なんだか気取った感じを受けそうですが、
なごやかな雰囲気で接客もいい感じ。
京都イタリアンの名店、「イル・ギオットーネ」出身のシェフが開いたお店。
京都イタリアンってなに? って感じですが、まー平たく言えば、
九条ネギや甘鯛だったり、京都産の食材や京都に馴染み深い食材を
イタリアンで調理、ってことでしょうか。
土曜日のお昼に訪問。もちろん予約しないとほぼ入れません。
神宮丸太橋から徒歩12分、東山駅から徒歩15分。
とけっこうアクセス的にはどこからも歩きます。
が、隣が平安神宮だったり、岡崎公園があったりと散歩にいいエリアなので、
なんか楽しい。京都駅からなら100系統のバスで来るといいかもです。
それにしても外観もすでにおしゃれだなー。
おしゃれ過ぎて一回通り過ぎてしまった笑。
店内もおしゃれです。通されたのはカウンター席。
店内入口からワインカーブのようなスロープを通り、さらに京都らしく、
天井が南禅寺近くの「ねじりまんぽ」風。
「ねじりまんぽ」はレンガ造りのトンネルで、レンガの積み上げ方が、
ねじれたように見える不思議なトンネルです。
さらに店内は大きな柱がまるで大樹のようにそびえ、
窓の向こうには岩と草木が見えるので、なんだか森の中のような、
洞窟の中のような不思議な空間。
キッチンがちょっと高いところにあったりと、
店内に段差があるのおもしろい。
と、店内を見回すだけでも「料理楽しみだなー」と気分が高まってしまいます。
カテラリーがまた美しい。一個一個こだわってセレクトしてるなー感が
伝わってきます。
まずは自家製グリッシーニ。って言うのがあるんですね笑。
クラッカーのような細長いパンです。
もうビール飲み始めてしまった。
サヴォイキャベツ 紅ずわい蟹のコロッケ。
中にチーズが入っていて、とろ〜り。うまいっ!!
下に蟹みそが敷いてあって、こちらも濃厚な味わいでアクセントに。
コロッケと蟹みそがこんなに相性がいいなんて、知らなかった!
サヴォイキャベツも知らなかったけど、こちらの食感もいい。
そんなに甘みはなく、ちょっと苦味があるくらい。
これも確かに合うなー。
白ワインのグラスも4種類から選べる。
説明も丁寧。なんだけど、「さわやかな」と言う説明で、
もう1本目に決めてしまいました。
きのこ オリーブ ヨコワのアンティパスト。
もうこれはヨコワが美味い! もともと好きだから。
もっちりとしていて、フレッシュなピチピチの味わい、ヨコワ好き。
ちなみにヨコワとは黒マグロの子供。関東だとメジマグロと言います。
で、黒マグロとメジマグロは同じです笑。
前に、関西の人に「関東だとヨコワのことをメジマグロって言いますねー」
と言ったら、
「へー不味そうな名前やな」と言われました笑。
後半へ続く。
cenci
京都市左京区聖護院円頓美町44-7
075-708-5307