京都の世界遺産の一つ「天龍寺」。足利尊氏が開基、夢窓疎石が開山と超一流。
そんな由緒正しいお寺の境内で日本料理の一つの究極形、精進料理が楽しめます。
ミシュランにも掲載されており、肉や魚を一切使わないので、いかにも外国人ウケがいい。
京福電車嵐山線「嵐山」駅下車すぐで天龍寺。
車で行くのもオススメです。
ちょっと裏ワザですが、天龍寺の駐車場は何時に行っても、夕方5時まで1000円!
これなら天龍寺に行った後も、あちこち嵐山観光できます。
コインパーキングだと、2、3時間で1000円超えちゃいますから。
さて、天龍寺に入ります。
夢窓疎石が造ったお庭を横切ると、ひっそりと佇む一軒の日本建築。
こちらが「天龍寺 篩月」となります。
実はこの庭拝観料が別途取られます。ま、マジか。
屋内は意外と設備きちんとしてます。
エアコンしっかり効いて居心地よし。新っすね。
通されたお部屋は大広間。基本、このサイズの大広間が3つ。
広間の両サイドに席があり、対面式。
知らない人がトイメンにいることになりますが、まーけっこう離れてるのでそんなに気になりません。
そんなに混んでないので、トイメンにはあんまり人が来ないように気配りしてくれます。
が、帰り際にトイメンに外国人がやってきて、写真撮ってあげたりでけっこう楽しかったりもしました。
精進料理ってお酒あるのかなーと思ってたら、普通にありました!
ドライバーなのでノンアルコールですけど。
普通にビールや日本酒あります。そうなのかー。
なまくら坊主になった気分だ。これで精進してるんだろうか。
着席するとものの数分でお膳が運ばれてきます。早いねー。
朱色の漆のうつわがピッカピカでかっこいいー。
これはテンション上がる。結婚式みたいだ。
今回は3000円の「雪」を注文す。
フタをパカっと開けるとなんとも美しい精進料理の数々が。
これはきれいだなー。
これで肉や魚使ってないってすごいな。
ヴィーガンの方は大満足でしょう。
ダイエット中の方も持ってこいでしょう。全然ひもじい感じがしない。
京都旅行で食べ過ぎたーーって人はここを旅程に入れるのアリでしょう。
まずは胡麻豆腐。精進料理代表ですよね。
濃厚な胡麻の風味とわさびが合う。
味わいはこってりなので、こりゃ腹持ちよさげ。
きゅうりや野菜の白和え。さっぱりとしたサラダ感覚。
マヨネーズで合えたマカロニサラダの和風版みたいな感じ。
卵も使ってないんだよなー。
京都らしく湯葉とお麩。さっぱりとしていい。インゲンとしいたけも滋味溢れる。
こういうの、いつもならあっさり食べちゃうんだけど、こうやってお膳にもられると、
しっかり味わいながら食べちゃうな。さすが精進料理。食への心持ちも変えてくれます。
これ、美味かったなー!!!
蓮根のすり流し。もうダイレクトに地球を味わっているような気分。
これは体にいいな、ってノドゴシだけで感じる。
こんにゃく、梅、ミョウガ、さつまいも、冬瓜、麩まんじゅう。
どれも美味い。さすが。本当にこれ、精進料理なのか笑。もはやどこかの料亭並みの味わい。
精進料理、全然美味いじゃん!!
精進料理の不安、「お腹空かないかなー」は杞憂でした。
むしろ腹いっぱい。これ、「雪」の一汁五菜で十分だわ。
7000円の一汁七菜って食べすぎでしょ。
一点気になったのは、精進料理って全体的に味付け甘いですねー。
辛さ、塩気、油っ気、そういった味が少ないため、甘さでカバーしてる感じ。
甘党の人はいいかも。つまり女性はダイエットになるし、ヘルシーだし、かなりいい感じでしょう。
3000円というお値段設定もいい。
日本文化、日本の食文化を堪能しようとすると、けっこうお金かかるけど、
ここなら十分楽しめます。外国人が多いのも納得ですなー。
天龍寺精進料理部
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
075-882-9725
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