京都レトロ喫茶店の中でも女性らしいカフェが「喫茶ソワレ」。
実際、一人で入っていける男性がいたらかなりの強者でしょう。
「喫茶ソワレ」への行き方は河原町駅徒歩1分。祇園四条駅からも徒歩3分くらい。
繁華街の起点にあり、観光の合間に行ける観光スポットと言えます。
人気店なのでしばしば待つことも。
外観はなかなか入りづらい雰囲気。
目の前は高瀬川と絶好のロケーションながら喫煙所も目の前でなんとも。
さて店内。まず目を引くのはこの暗闇の中の妖しく光るブルーの灯り。
創業者が友人の染色家、上村六郎氏から「女性がきれいに見える灯りにするべき」という助言により取り入れたそう。
もうこの時点で女性にやさしい。京都のおもてなしの心を感じます。
創業は戦後間もなくの1948年。終戦からわずか3年でここまでの西洋趣味の喫茶店を出すってなかなかすごい。
初代オーナーさんがどうやらアートに興味がある人だったようで、店内至るところに独特のアートを感じさせます。
木彫刻があちこちにあり、これまた初代オーナーの友人の彫刻家、池野禎春氏が手掛けたもの。
この喫茶店の独特の世界観の形成に一役も二役もかってます。
アールヌーヴォーな照明など、なんだか占いの館的世界観。
いずれにせよ唯一無二な世界観を持つカフェです。
お水のグラスにもこだわりのイラストが。
これまた初代オーナーと親交のあった画家・東郷青児が手がけた。
もちろん店内にも東郷の作品が飾られてます。
このイラストは一周しておしゃれですね。
そして「喫茶ソワレ」の代名詞とも言える看板メニューが二代目オーナーの考案によるこのゼリーポンチ。
ブルーの灯りとも相まって、妖艶な色彩を放っております。
インスタ映えする、と人気が再燃した理由でもあります。
京都スイーツは和菓子だけではありません。
正直、ゼリーポンチって久々に食べたけど、たまに食べると意外にいける。
あっという間に食べて(飲んで)しまいました。
子供はゼリーヨーグルト。
見た目のゴテゴテ感のわりにさっぱりとして美味しかったみたいです。
繁華街のど真ん中にあるので、一休みにちょうどいい喫茶店でした。
喫茶ソワレ
京都府京都市下京区西木屋町通四条上る真町95
075-221-0351