京都に町家で和食は数あれど、とっておきの一店が二条通り富小路東入ルにある「まつは」さんです。
最寄駅は「京都市役所前駅」で徒歩6分。烏丸御池からは徒歩10分ほど。
京都らしさ、飾り気のないおしゃれ、質素ながら滋味あふれる美味しい食事。
なんでしょう、ポートランドのおしゃれ雑誌「KINFOLK(キンフォーク)」を体現したかのような。
「KINFOLK」は、アメリカのライフスタイルマガジンで、
スモールギャザリング=家族や友人など、小さな集まりをテーマに、
食や暮らしをフィーチャーしている雑誌ですが、なんか世界観的に共通するものを感じます。
女性は特にリラックスできそうなお店です。
お店の外観もことさらお店感を出さず。
表具店や骨董商のお店のような雰囲気。隠れ家感満点です。
これはなかなか意を決しないと入れない笑。
店内は雰囲気の町家のリノベーション。
屏風や植木鉢、絵画などさりげなく置かれているもの全てがおしゃれ。
飾らないオシャレって、おしゃれの最上級みたいですごいです。
小上がりの座敷に通される。
赤色のお膳のようなテーブル?がまた京都っぽくていいですね。
町家でありながら、土間にはテーブルと椅子があったりで、和洋折衷の混ぜ方のセンスがいい。
和にせよ、洋にせよ、どちらもレトロな雰囲気で統一しております。
細長い典型的な「うなぎの寝床」。味のあるいい建物だなー。
カウンター席もあります。
その奥には店主らしき女性がせっせとお料理を作っています。
オープンキッチン、可視化がハンパない作りです。
いわゆる坪庭は、和風の枯山水的なものにせず、生活感を感じせる西洋風な雰囲気に。
ここのハズシ加減がまた絶妙におしゃれです。
キンフォーク編集部にこの店を紹介したくなります。
坪庭の向こうには離れも。
夜は個室使いも良さげですねー。
さて、ランチですが、「本日のお食事」1500円、「一汁三菜」800円、「一汁一菜」600円の3つ。
で、選んだのは「一汁三菜」。
蒸し南瓜、
枝豆の醤油漬け、
ミートボールの出汁餡かけ、
焼き茄子のすり流し、
すだちごはん
です。
これは。。。美味いっ!!!
京都ランチ史上、一番好きなランチかも。
一つ一つが素朴な味わいなのにものすごく贅沢な気分になります。
体にも間違いなくいい、ってのが食べながらわかる感じ。超ヘルシーです。
すだちごはん、ってごはんに柑橘類の酸味をプラスしてるあたりで、
もう、普段の自分の食生活ではない、明らかに別次元の味わいへ来たな、という感じが新鮮です。
しかも、ちゃんと美味しい。
茄子のすり流しなんて、絶対普段だったら食べたいと思わないんだけど、
この献立の構成だと生きるなー。
女主人は料理研究家なのかな。只者じゃないですね。
最後は餡かけをごはんにもかけて、余すことなく、ごはん粒を汁と共にすすって完食。
いや、さっぱりした美味しさ。
ちょっとカルチャーショックすら受けるステキなランチでした。
これは秘密にしておきたいような、人にオススメしたいようなとっておきのお店ですね。
あ、カフェもやってるんですね。これはまた来たい!
まつは
京都府京都市中京区晴明町671
075-231-7712
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