京都の東大路五条に、フリーペーパーだけを集めた本屋さんがあります。
これは日本広しと言えどもココだけなんじゃないでしょうか。
しかもフリーペーパーなので当然無料!!
好きなだけ読んで、または持ち帰ってOK!!
が、当然儲けもないと思われ、月末の土日だけオープンします。
全国各地で発行されているフリーペーパーが一堂に集まっております。
最寄駅は京阪電車の「五条駅」。が、歩いて20分ぐらいはかかっちゃうかも。
東山五条から東大路通りをちょっと南に行ったところです。
そこから、かなり細い道を行くので迷わず行くのは至難のワザ。
下に住所を書いておくので、ナビに入れて冒険気分で向かってください笑。
いやいや、それにしても細いです。当然、クルマも入れません。
が、この細道感がたまりません。
おお、ココだココだ。こりゃスゴイとこにあるなー。
周りは普通の民家です。
というか、只本屋自体、普通の民家です。一応町家なんですかね。
シンプルさがかっこいい暖簾。これはおしゃれです。
店内もかなり民家感出てます。
これがまたおしゃれ。
なんなんだろうなーと思ったら、京都の美大系の人が集まってやってるんですね。
代表の方が京都市立大学の大学院所属の方だったり、
店長が京都造形芸術大学の方だったり。
カメラマンだったり、デザイナーだったり、有志の方々によって作り出された本屋さんのようです。
京都って、あんまりお金儲け考えず、文化的なアプローチをする人多いよなー。
そういうとこエライ。
古い雰囲気あるタンスの中にもごっそりフリーペーパーが入ってます。
うーんこのディスプレイの仕方もしゃれてる。シャレオツだー。
全体を見渡すと、旅もの、地域もののフリーペーパーが多いかな。
地域ものはやっぱり京都が一番多い。
「左京区」など細かいローカルな本がいっぱい。
京都らしい?「フリースタイルな僧侶たち」なんてフリーペーパーもある。
特集「魚を売るのも僧侶の仕事」ってどないやねん!!
しかも通巻40号って笑。けっこう続いてるじゃないですか!
それにしても、全国のフリーペーパーが集まってるけど、どうやって仕入れてるんだろう。
ちゃんと一定部数ずつあるのを見ると、郵送とかで送ってもらうんだろうけど、
どうやって地方のフリーペーパー探してるのかな。
そしてこの活動から何を生みだそうとしてるんだろう。
そういうことは一切語られない不思議な本屋です。
一応、エコバックなど雑貨も売ってます。
うーんそれにしてもユルイなー。
只本屋
京都府京都市東山区慈法院庵町594−1