京都、嵐山嵯峨エリアで一番大きいお寺が世界遺産でもある「天龍寺」。
時の将軍、足利尊氏が開基、庭作りの名手でもある夢窓疎石が開山ですから超一流のお寺。
京都五山という、京都のお寺の中でも格式が高い五つの寺の中でも一番格式が高いとされています。
足利尊氏は、後醍醐天皇に逆らった人ですが、後醍醐天皇が吉野で亡くなり、
その菩提を弔うために作ったお寺です。胸中はいかに!?
さらに、このお寺を作るためにお金が足りず、外国との貿易を開始します。
世に言う「天龍寺船」です。もはや国家事業的お寺ですね。
そんな「天龍寺」の見どころを早速見て回りましょう。
さて、天龍寺。入り口入るとまず目に飛び込んでくるのが、この有名な達磨図。
ど迫力、そして漫画のようなテイストが、一度見たら忘れられません。
このプリントのTシャツ作ったら、外国人にウケると思うんだけど。
と、アクセスは京福電鉄嵐山線「嵐山駅」下車徒歩1分、
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」徒歩13分、
阪急電車「嵐山駅」徒歩15分です。
庫裏を抜け、大方丈に移動すると、襖には巨大な雲龍図。
富岡鉄斎の孫弟子が書いたとのこと。
大方丈の前には、夢窓疎石が作庭した曹源池庭園。
紅葉の名所、小倉山(別名亀山)を借景とした史跡、特別名勝指定第一号。
いかにも京都らしい風景ですねー。
実際、日活が元気だったころは、よくここで時代劇の撮影がされていたそうです。
いまはお寺として撮影はほとんど許可していないそうです。
小方丈では畳の上に座って休憩することができます。
これだけ広いと、どうしても寝っ転がりたくなりますが、それはNG!!
厳しいなー。
そうですよね、ここ禅宗ですもんね。
正しくは畳の上で坐禅を組み、達磨のごとく動かず宇宙を感じてほしいものです。
境内を小川が流れる。このあたりの庭も見事ですねー。
正直、池と岩みたいな庭よりよっぽどこっちのほうが好き。
この絶妙なサイズ、水の量の小川、どうやって調節して作るんだろう。
多宝殿に続く渡り廊下の両サイドの庭がいい。
千利休ゆかりの茶室もあり、このあたり雰囲気いいです。
天龍寺の境内は広い。渡り廊下を歩くだけじゃなく、ぜひ靴を履いて境内を散策してほしいですね。
多宝殿から北門の方へ行くとその名も「百花苑」という苑路があります。
人もほとんどおらず、リラックスできる空間です。
和風トレビの泉のような池も。
と、最後に天龍寺ではミシュランのビブグルマンにも掲載された、精進料理を体験することができます。
一汁五菜の「雪」で3000円〜。別途拝観料がかかります。
ランチタイムのみの営業ですが、こちらもオススメです。
天龍寺
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
075-881-1235
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