京都の美術館の中でも京都らしい美が集結している美術館が「相国寺承天閣美術館」。
伊藤若冲、長谷川等伯、円山応挙、天目茶碗など、「BRUTUS」や「Pen」といったセンス高めの美術好きの雑誌でも
取り上げられることの多いアーティスト、作品を見ることができる京都屈指の美術館。
なのになぜか知名度は低め笑。なんでしょう、あんまり京都人が教えたがらない美術館なのでしょうか。
実際、あんまり知ってる人は少ない美術館。不思議ですねー。
場所は京都五山の一つ、相国寺の敷地内。これまた穴場的な観光スポットでもあります。
足利義満が建造した由緒正しすぎるお寺です。
「相国寺、承天閣美術館」への行き方は、烏丸線「今出川駅」下車、徒歩6、7分。
今出川駅から同志社大学キャンパス内を抜ければ、煉瓦造りの校舎が見られて楽しいです。
相国寺の敷地内、北東の角にあるのが「承天閣美術館」。
相国寺の総務本所まで来たら右の通路を入っていきます。
これはわかりづらい笑。
もうご興味ある方だけでいいです、って感じです。
宣伝してる感じもまったくありません。
実際、これだけの名品が揃ってるのに、ほとんど人がいません。穴場ですねー。
はい、この奥が「承天閣美術館」になります。
そして残念なお知らせですが、これ以上のレポート写真がありません。
撮影禁止です!! うーん厳しい。。
こちらの美術館で見るべきオススメ、まずは伊藤若冲が金閣寺の床の間に描いた「鹿苑寺大書院障壁画 月夜芭蕉図」。
芭蕉(ジャパニーズバナナ)を絵の題材に選ぶこと自体がかなり独創的。
筆のタッチで見事に写実的に表現できてる。
葡萄の絵もあり、こちらも日本画なのに題材が葡萄っていう不思議な絵。
次に興味を引いたのは長谷川等伯の「竹林猿猴図屏風」。
等伯と言えば東京国立博物館蔵の「松林図屏風」が有名ですが、「猿」を描かせても一級品です。
ファサファサの猿の毛並み、愛嬌ありまくりの猿の表情。和みます。
ほかにも、円山応挙、国宝の天目茶碗など見どころ多し。
センスあると言われる京都の細見美術館よりよっぽどいいと思うんだが笑。
あそこ、伊藤若冲作品の収蔵多いけど、常設展示じゃないし。。
現代京都美術館五山、ってのがあったら間違いなく第一位に列するんだけどなー。
あ、京都国立博物館は別格です。美術館じゃないし。
承天閣美術館
京都市上京区今出川通烏丸東入 相国寺内
075-241-0423