12月31日、大晦日。午前中に錦市場でお正月の買い出しをして、午後イチで帰宅。
大そうじも大方終わり、お正月の準備に取りかかります。
といっても、作るのはお雑煮くらい。
今のご時世、ほとんどおせちをイチから作るってご家庭はなかなかないでしょう。
それに錦市場なら、できあがったおせち料理の数々が手に入るのでした。
というわけで、作るといってもお雑煮の汁ぐらい。
京都風で作っていくわけですが、まずは蒲鉾。
こちらは京都錦市場「山市」にて「御蒲鉾小板」。舞鶴産。
京都風お雑煮たらしめそうなのが、京ゆばと生麩。
こちらは錦市場「近喜商店」にて購入。
ほかに、お餅は「京都 錦 もちつき屋」の丸餅。
と、さらに本来は金時人参、海老芋なんかも入ると思いますが。。
結局、こうなりました!!
やっぱりこちとら江戸っ子、どうしても白味噌のお雑煮を2、3日食べ続ける自信がなく、
関東風の醤油ベースのお雑煮を作ってしまいました。
関東風の鶏肉にほうれん草です。
が、ちゃんと生麩、京ゆば、丸もち、舞鶴産の蒲鉾でなんとか江戸&京都ミックスお雑煮に仕立て上げました。
三ツ葉、湯葉という間を取り持つ2品も入って、華やかにして、2つの地域がお椀という一つの世界に溶け込んで、
がっつり手を組んでおります。2つの文化の美味しいとこ取りです。
幕末期にこのお雑煮があれば、尊王攘夷の志士も徳川幕府も仲良くできたのではないか、
と思えるほどの傑作となりました。実際、美味い!!
【江戸&京都、公武合体お雑煮レシピ】
スープは昆布を横8cm縦16cmくらいにカットして、水1リットルに浸す。
1時間くらいしたら、火にかけて、カツオブシを鷲掴み2回投げ入れ、昆布は沸騰直前で取り出す。
カツオブシを濾してスープだけを鍋に戻す。
鶏肉を投入。好きなだけ。アクを取る。
お酒:醤油:みりん=1:1:1で味付け。
以上!
あとは具材をお正月に入れていくだけ。ほうれん草も先に湯がいておくと、
あとは食べるタイミングごとにポンポンポーンと具材を乗せるだけで、いつでも食べられので、
ぐうたら寝正月の必需品となること間違いなしです。
お雑煮のあとは、すぐき漬けで口の中もさっぱり、という寸法です。
これまた合う。
ぐーたらお正月におすすめの食生活です。
錦市場
京都府京都市中京区西大文字町609番地
075-211-3882