京都の紅葉、どこも人だかりだと思ってませんか?
実は全然そんなことないです。時期をずらす、場所をずらす、有名な場所を外す、など、
いろいろなテクニックでいつでもコミコミ状況を打開できます。
「城南宮」もその一つ。実は京都駅からまあまあ近く、紅葉も見事なのにそんなに込みません。
その理由は、まず知名度のなさ。清水寺や南禅寺に比べてると、全国区の知名度じゃないですよね。
さらに言えば、観光客はどうしても紅葉スポットを巡る効率を重視します。
そりゃそうです。限られた日数でたくさん見て周りたいですから。
なので、紅葉スポットが固まるエリア、例えば、
「南禅寺」「永観堂」「真如堂」の東山エリア、
「渡月橋」「宝厳院」「祇王寺」の嵯峨嵐山エリア、
など、紅葉スポットが固まったエリアに行きたかることでしょう。
が! その点、「城南宮」は違います。
「城南宮」の近くに有名な紅葉スポットがありません!笑
京都駅から近いのに!
京都駅八条口からのバス、洛南エクスプレスでわずか15分。
全然近いです。京都の紅葉の名所をめぐって、最後、ちょっと時間があるって時にだっていけます。
全然込みません!
その理由のもう一つは京都人からしても、あんまり日常生活で行かないエリアだからです。
京都人も実は京都駅から南、もっと言うと四条から南にあんまり行きません笑。
なので、近いけど微妙に用事がなくて行かない、エリア。
これは穴場でしょう!
行ったのはとある年の11月30日。
全然見ごろです。
そして人いません。16時くらいの夕方。ゆったり見られますよ。
典雅な「平安の庭」。「源氏物語」に描かれた80種類以上の草木が植わっています。
これだけ広大な敷地、一人貸切状態でいいんですか?
こちらは「室町の庭」。ちょっと時代が移って武家社会の庭。
確かに禅の世界観が出てきました。
だいたい庭に石が出てくると室町と考えるとわかりやすいです笑。
庭としてはちょっと若い感じですが、きれいでいい。
一つだけ城南宮の難点を言うと、近くに高速道路が走ってるのでちょっとクルマの音が聞こえちゃうんだよなー。
京都駅からのアクセスのよさ、境内の広さに対しての人のいなさ、オススメです。
ちなみにこのあたりは鳥羽伏見の戦いの緒戦となった場所。
歴史ファンならぜひ、な紅葉スポットです。
城南宮一帯に薩摩藩が陣取りました。
ゆっくり紅葉を満喫したいなら、むしろ京都駅降りて直行でしょう。
もう東山エリア、嵐山嵯峨エリアは飽きた、って方にはぜひトライしてもらいたい紅葉スポットです。
城南宮
京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
075-623-0846