京都は洛北、叡山電鉄の茶山駅から徒歩15分という、ちょっと中心から外れたところに、
創作居酒屋の名店「おおきに屋」があります。
最初に知ったのは「人志松本のすべらない話」で、松本人志かキム兄が話していたお店だったから笑。
ん?それとも「松本人志の放送室」だったかな?
あれ?話してたのは今田耕司だったかな? なんだかわからなくなってきましたが、
ともかく芸人さんが通うお店だったと思います。
クルマなら白川通りで京都芸術大学のすぐ近く。
外観はそんなに名店感ないのですが、いやこれが名店でした!
店内はカウンターのみ。なかなか食通っぽい感じの客層でしたが、ここは、ファミリー、ビシッと子供連れです。
でも、お店の雰囲気がアットホームなので全然大丈夫です。
メニューを見てその凄味を知る! まず値段書いてない笑。
さらに、ふぐ、てっさ、カニ、唐墨、と高級食材が並ぶ。ウニオムレツって創作居酒屋の本領発揮なメニューも。
よく仕入れられるなあ。店主はもと料亭の料理人なのかな。
料亭の格式貼った世界が嫌になって、カジュアルに美味しいものを、と今のお店を始めた、とか?
まずは何はともあれきずし。
レアないい〆加減です。
野菜もいろいろ添えられて見た目より味重視。
ポテサラ。こちとらファミリーなので子供の大好物。
ペロリといったところを見ると気に入った模様。
お酒もいろいろ。
グレープフルーツサワーもなんか果実の味が濃厚。
自家製カラスミ。
濃厚でねっとりと舌にからみつくまさに珍味。
冬の味覚の王道、おでん。
見た目はあんまり気にしない、味で勝負って感じの店主のコンセプトを感じる。
関西の人がけっこう好きな「よだれ鶏」は。。
ちゃんと辛味のあるタレを分けてくれた。
こういうのはありがたい。
そして、タイトルにある生涯でもう一度絶対食べたいメニューがこちら、「カニ炊き込みごはん」。
うーん?全然かにの身入ってないじゃんと思っていたらなんと、
カニ味噌だけで炊いたごはんなのです!
なので、口に頬張った瞬間、濃厚なカニの風味が口いっぱい、鼻から、気分的には耳から、
髪の毛の毛穴からプシューーっと抜けていく!
これは絶品!!
カニのごはんって、どうしても雑炊にしがちですが、こう来るとは。
今まで体験したことのない味でした。
あまりに美味しくておかわりしました。居酒屋でごはんものお代わりしたの初めてだな。
さて、お値段はというと、そんなに高い、という印象はなく、むしろ、あれだけ高級食材を食べて安いな、
と思ったくらいの良心的な値段設定。
また行きたい。冬の時期に行ってまた「カニの炊き込みごはん」を食べるか、
季節をずらして、季節の創作料理を味わうか悩み中です。
おおきに屋
京都府 京都市左京区 北白川瀬の内町27-6
075-701-5413