真夏のとある日、京都ミシュランで常連の「御料理 はやし」にてディナー。
場所は京都のやや北、京都御所のちょい東、出町柳駅に近く、鴨川デルタのちょい南西。
河原町通から1本、鴨川方面に入る。すると、ふつーの民家が1軒。
「ん?ここかなあ」と不安に思いながら近づくと、ビシッと和服を着たおばあさんが
家の前で凛として立ってる。あ、ここだよな。しかし、た、大変だな。。
1階はいかにも常連さん席。主人とお客さんの笑い声。
初めてだからなのかササッと2階に通される。
廊下の床が竹。いいですね!
二階はお座敷個室。おおーこれはありがたい。プライベート空間。
席について気づくのが三階からドタバタ音がすること。
お孫さんがやってきて、走り回ってるそうです。へー。なんかアットホームでいい。
その流れで子供連れで来てもいいですか、と尋ねたところ、そりゃあもう、
子供連れでいらっしゃる方も多いですよ、とのこと。気兼ねないいい店ですね。
先付け。多くの口コミで京都らしい薄味、と書いてあったけどそんなことはない。
普通に出汁の味、素材の味いい塩梅じゃないですか!
八寸。見ての通りあんまり素材をこねくり回さない感じ。素直な素材の味を楽しめる。
万願寺唐辛子など、京都観光者にはうれしいですよね。
で、次に「ウニの海苔かけ」が出てきましたが、美味すぎて写真を撮り忘れました!
このウニは美味かったーー。海苔のソースが自慢なんだろうけど、正直ウニだけで食べたかった。
お椀もの。素材の味にちょっと出汁が足された程度の繊細さがここちいい。
鱧落とし。京都で夏の料理といえば、これが出ないと来た感出ないでしょー。
やっぱり美味い。東京にいた時は全然食べなかったのに、いまや毎晩食べたいぐらい。
お造り。あらいになっているのでコリコリ。
冬瓜の葛餡がけ。ひんやりさっぱり。出汁の味が濃いー。細ーく切った冬瓜の食感がまたいい。
焼き物は穴子。脂がのって甘い。超絶技巧とは程遠い世界観。でもこっちが本当の京都和食なんでしょうね。
ナスの漬物がしんなり、噛むとジュって。これも超薄切りされてます。
鮎塩焼き。夏はやっぱりベタだけどこれ食べたいですよ。ちゃんと気持ちわかってますね。
揚げてるんじゃないかってカタチが決まってます。
仕入れ先の漁師がやっと捕まえた!と言っていた鮎だそうです。
そんなこと聞かされるとうれしいなあ。
キスの天ぷら。が、キスのまわりにウニが付けてあります。
塩気と甘みのバランスがいい。
コーンと枝豆の天ぷら。アメリカと日本の共作みたい。コーンの甘さがすごい。
もはやスイーツ。
鱧しゃぶ。鱧は何回出てきてもいいですよ。超ウェルカム。
いろんな食べ方があるなー。京都人に愛されてる魚ランキング不動の一位です!
出汁に通していただきます。落としと違った食感味わいでほっこりします。
中華風の酸辣味が夏にぴったり。ここにきて和食からちょっと外した変化球の構成がうれしい。
ごはんと香の物。出汁を張ったごはんにミョウガが合うっ!
青梅の水物。甘さと酸味のいいバランス。
最後は餡子餅。食べたねー。すがすがしい味わいでした。
抹茶で口の中すっきり。ゴージャスなめくるめく料理の数々、というわけではなく、
ひとつひとつ実直で本当に美味しい。
お値段的にもこれは十分納得。素直な味わいで老若男女誰にでもおすすめできる良店です。
御料理 はやし
075-213-4409
京都府京都市上京区梶井町448-61
11:30~13:30(L.O) 17:30~19:30(L.O) 水曜定休
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