【貴船観光】夏でも涼し! 京都の避暑地と言えば貴船です。
夏の京都はじっとり。まるで町家や樹木が汗かいているようだ。
さらに言うと風がない。「涼風の 曲がりくねって 来たりけり」的な感覚。
風通しの悪い江戸長屋の奥に住んでいた小林一茶が読んだ句で、
安い長屋暮らしの自分の部屋にも一瞬風が来たよー、的な句だと思うが、
まさにここ京都で「わかる、わかるよ一茶!」と叫びたくなる時がある。
江戸の仇を京都で討つみたいな。違うか。
さて、そんな京都に住む人々が口を揃えて、「京都の町中とは涼しさが5度は違う!」
「寒いくらいだ!」「もう空気が違う!」と大絶賛の涼しさを誇るスポットがある。
それが「貴船」。実際、涼しいっす。さらに夏の貴船のオススメは大きく2つ。
和泉式部の恋愛が成就した神社で高名な「貴船神社」と川の上に床を敷いて山の幸を堪能する「川床料理」。
特に「川床料理」は夏限定なので、ごった返します。
「貴船」への行き方ベストは出町柳駅から出てる叡山電鉄で約30分、「貴船駅」下車。
そこからバスで5分ぐらい。これが一番ラクかな。バスを使わないと20分ぐらい歩くけど、
むしろこれが気持ちいい。スズシーーー!を体感できます。
行きはバス、帰りは下り坂なので歩いて帰るとかもいいかも。
京都駅からクルマで行くとだいたい50分ぐらい。
ただ、貴船に着くと、道が細い上に観光客がゾロゾロいるのでストレスフル。
まーそれでもクルマがあればクルマのほうがラクですけどね。
道の両サイドには川床料理屋さん、お土産屋さん、カフェなどが並んで賑やか。
創業天保年間、元祖・川床料理と謳ってる「ふじや」。確かに雰囲気いいですねー。
川床は外から見るとこんな感じ。洞窟みたいでおもしろい風景です。
それにしてもいつも考えちゃうのが、川の上って土地の所有権はどうなってるんだろう。
もう勝手に店の前の川に川床並べちゃってるんだろうか。
それとも、ちゃんと不動産屋から川の上、こっからここまでいくらって買うんだろうか。
それとも、国に申請するとか? うーん不思議だ。
誰か知ってる人いませんか。
こっちは「貴船茶屋」。川床から道を挟んで反対側は母屋というベーシックなスタイル。
こっちでご飯作って川床に持っていきます。また旅館でもあります。
昼の部と夜の部の間は人が少なくていい感じ。夕暮れ時の貴船もいいっす。
こちらは「ひろ文」。実はここに貴船最大の裏ワザがある!
川床料理はどこも8000円ぐらいだけど、ここは1300円で流しそうめんで川床を堪能できる。
ぶっちゃけ川床料理はどこも似た感じなので、貴船で川床を手軽に楽しみたいならここですよ!
貴船