京都、大原の里、本当の見どころと観光の仕方。
三千院から川沿いを下りてくると、やっとバス乗り場のある盆地地帯にでる。
ふーもう夕暮れ時。大原の里にはこの夕暮れ時がまたよく合う。
しかし人もいなくていい感じだなー。まるで夢の中にいるみたいだ。
日本昔話か!ってぐらいわかりやすい日本の景色。この自然を守りたい、っと思ったりする。
ひまわりと紫蘇と山々と夕暮れ。俳人だったらここで一句出てきそうだけど。
自分には特にそんな才能はなく、ただただ「はー」と言うのみ。
東京から京都に来て感じることの一つに、草花の発色がいい、がある。
このひまわりも、なんか東京で見るのより色味が濃いんだよなー。
紅葉もそうだけど、昼と夜との寒暖の差が関係あるんだろうか。
これが大原名物、紫蘇ッス。緑とのコントラストが美しい。
近くで見ると、紫というか妙なつや消しのテカリがあって、なかなか毒々しい。
これを最初に食べよう、と言い出した人はエライ。
自然と共存する典型的な里山の風景。
里のあちこちからドドドーーという川の流れの音が聞こえる。
細道が入り組んで、どこに出るのかわからない、探検気分が味わえる。
降りたり登ったり。どこまでものどかなアップダウンが続く。
藁葺き屋根の家も点在。家なのか倉庫なのか。
自然と、そこに共存しようとする人間が作り出した風景が大原の一番の魅力でしょう。
京都府京都市左京区大原来迎院町540